2010年からスタートするGP3シリーズのニューマシン3台がこのほど完成し、今週チームのもとへデリバリーされた。
このニューシャシーはダラーラによって設計・製造され、マネッティマレリ製の油圧および電子制御システムを採用。ギヤボックスはヒューランド製の6速シーケンシャルパドルシフトが搭載され、ブレーキはブレンボのスチール製となる。エンジンはビリーシャチオンにあるルノーF1チームが市販の2リッターターボをベースに開発した。
2010年シーズンに参戦する10チームは3月3日にポールリカールで公式テストを行う予定となっているが、残るマシンもこの最初のテストに間に合うよう第2便が2月最初の週にデリバリーされ、3週目には第3便も手配されている。この第1世代のマシンはこれまで何ヶ月にもおよぶ準備期間を経て開発されており、今後3年に渡ってレースで使用される。
「第1世代マシンの製造は予定通り行われている。私はこのマシンがGP2と同レベルの競争力と信頼性を確保すると確信している」とGP3シリーズのオーガナイザーであるブルーノ・ミシェルは語っている。