スーパーGTシリーズをプロモートするGTアソシエイションは17日、5月3日〜4日に開催される第2戦富士から適用される参加条件について発表した。今回変更を受けているのは、マクラーレンMP4-12C GT3、BMW Z4 GT3、ポルシェ911 GT3Rの3車種だ。
今季からスーパーGTの参加条件については、GT500クラスで唯一ミッドシップ+ハイブリッドというパッケージを採用しているホンダNSXコンセプト-GT、そしてJAF-GTとFIA-GT3規定車両が参加しているGT300クラスについて性能調整(BoP)が施されている。
その中でも、GT300クラスのFIA-GT3車両については、今季はブランパンGTシリーズで採用されているSRO(ステファン・ラテル・オーガニゼーション)が発行するBoPがベースとして採用されており、第2戦から採用されるBoPも、SRO-BoPの変更を受けてのものとなる。ブランパン耐久は13日に開幕戦のモンツァが開催され、そこでは高速コースのモンツァに合わせたBoPが採用されたが、今回のスーパーGT第2戦富士で採用されるBoPが、今季のSRO-BoPの基本になるものだという。
そんな経緯を経て採用された今回のBoPで変更を受けているのは3車種。マクラーレンMP4-12C GT3はSRO-BoPが20kgから25kgとなり、車重が1270kgに。また、開幕戦岡山でワン・ツーを飾ったBMW Z4 GT3は、SRO-BoPが20kgから10kgに変更。車重はこれまでの1250kgから1240kgとなった。
また、2台が参加しているポルシェ911 GT3Rについては、SRO-BoPが30kgから40kgに変化。車重が1240kgに増加したが、エアリストリクターが60.0mm×1から65.0mm×1という数値に拡大。パワーアップが期待できる数値となった。
それ以外の車種についてはBoPの変更はされていない。