スーパーGT第1戦岡山国際サーキットはノックアウト形式の予選が行われ、GT300クラスは横溝直輝がアタックしたエンドレスTAISAN PORSCHEがポールポジションを獲得。2番手にはHANKOOK PORSCHEが続き、ポルシェ911勢がフロントロウを独占した。

GT300:Q1
 ウエットコンディションだった午前のセッションから、昼過ぎには雨が上がり晴天も見えてきたスーパーGT第1戦岡山の公式予選。今回の予選はノックアウト方式が採用されており、同じドライバーはQ1〜Q3の間、連続して走行することはできない。今季はふたりのドライバーがどちらも速さをみせなければ、上位進出は難しくなる。

 そんな中迎えた予選Q1。ところどころウエットパッチは残っているものの、ほぼドライコンディション。Q1を最初に行うGT300のマシンは、スリックタイヤを装着してのコースインとなった。まずは各車一度アタックを行い、JLOCのランボルギーニ・ガイヤルドLP600+が2台、1分31秒台のタイムをマークしワンツーを占める。

 しかし、それを上回ってきたのは午前中トップのGAINER DIXCEL DUNLOP R8、そしてさらに前年王者のGSR初音ミクBMWがそれを上回る。その直後から、再び雲行きが悪くなり始め、コース上にはウエット宣言が。

 少しずつ路面が濡れ始める間隙をぬってエンドレスTAISAN PORSCHEが3番手に飛び込んだものの、雨脚が強くなり各車アタックを中止。結局GSR初音ミクBMWがトップでQ2進出、GAINER DIXCEL DUNLOP R8、エンドレスTAISAN PORSCHE、JLOC ランボルギーニ GT3、ART TASTE PORSCHEというトップ5となった。

GT300:Q2
 GT500クラスのQ1は不順な天候となったが、GT500の予選が終了した直後から再び雹まじりの雨が降り始め、日射しがあるものの再びウエットに。天候急変のため、Q2スタートはディレイとなった。

 天候が回復した後セッション開始となったが、急速に路面が乾いていく中、いったんコースインした後にタイヤ交換をするマシンが続出。スリッピーなコンディションの中、スリックでアタックしていくマシンが増え、タイムが再び削られていった。

 路面状況の回復にともなってめまぐるしくポジションが入れ替わる中、Q2のトップタイムを奪ったのは、藤井誠暢がアタックしたHANKOOK PORSCHE。次いで片岡龍也がアタックしたGSR初音ミクBMW。3番手にはマネパ ランボルギーニ GT3がつけた。シンディ・アレマンがQ2を担当したZENT Audi R8 LMSは12番手でQ2脱落を喫している。

GT300:Q2
 10台が進出したQ3。多くが最新のGT3マシンとなったが、そんな中にSUBARU BRZ R&D SPORT、apr HASEPRO PRIUS GTという今季初登場のJAF-GTマシンがQ3に残った。

 目まぐるしくタイムが入れ替わる中、1分28秒975というタイムをマークし、コースレコードを塗り替えてきたのは横溝直輝駆るエンドレスTAISAN PORSCHE。影山正美駆るHANKOOK PORSCHEがそれに迫るが、1分29秒台を切ることはできず。新時代を迎えた2012年の開幕GT300ポールポジションはエンドレスTAISAN PORSCHEとなり、チーム・タイサンの古豪復活を印象づけた。

 3番手にはGAINER DIXCEL DUNLOP R8が続き、JLOC ランボルギーニ GT3、マネパ ランボルギーニ GT3のLP600+勢が4〜5番手に。JAF-GT勢の最上位は、apr HASEPRO PRIUS GTの6番手となった。

本日のレースクイーン

葉月美優はづきみう
2025年 / スーパーGT
NGK SPARK PLUGS Ambassador
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年2月号 No.1616

    スーパーGT 20周年記念特集
    激動、勇退、高揚。
    忘れられない20年

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円