GTアソシエイションは14日、スーパーGTクラスII(GT300クラス)の第3戦マレーシアから適用されるBOP(性能調整)について発表した。
今季のGT300クラスでは、FIA-GT3規定の車両はFIA GT3ヨーロッパ選手権のBOPをそのまま適用することになっており、ヨーロッパ選手権でBOPの変更が実施された場合は、そのままそれがスーパーGTにも適用される。そのため今回の調整は、5月11日付けでFIAが発表した最新のBOPを反映した形になっており、GT3車両だけが変更を受けている。
今回数値の変更を受けたのは、BWM Z4 GT3(GSR初音ミクBMW/GSR ProjectMirai BMW)、フェラーリ458 GT3(マッハGoGoGo車検Ferrari458)、キャラウェイ・コルベットZ06R GT3(DIJON音々CALLAWAYワコーズED/RUNUP CORVETTE)、メルセデスベンツSLS AMG GT3(GREEN TEC & LEON SLS)、アストンマーチンV12バンテージGT3(triple a Vantage GT3)、ランボルギーニ・ガイヤルドLP600+(LP560-4)(JLOC ランボルギーニ GT3/マネパ ランボルギーニ GT3)という6車種。
調整の内訳としては、BMW Z4は車両重量がFIA BOPにより20kg増加。フェラーリ458はFIA BOPで10kg軽減されたものの、リストリクターが2mm×2縮められている。また、コルベットはリストリクターが64.0mmから55.0mmに、メルセデスSLSは車両重量がFIA BOPで10kg軽減し、リストリクターも33.0mmから34.5mmに拡大した。
アストンマーチンV12バンテージは、最低重量が20kg増えたものの、FIA BOPが減っているため車両重量は変わらず。一方、ガイヤルドLP600+は、リストリクターが36.5mmから38.0mmに拡大されることとなった。