スーパーGT第6戦鈴鹿の決勝日、GTアソシエイションの定例記者会見が行われ、坂東正明代表が先日発表された2010年のスケジュールについて説明した。
会見で坂東代表は、先日発表された2010年のスケジュールについて説明。「今後F1の開催スケジュールによって多少の変動がある可能性はありますが、今回、特別戦のフォーミュラ・ニッポンとともに開催するレースに含めてJAFに申請しました」と解説した。
また、オートポリス戦の休止について「GTエントラント協会から、『オートポリスを休止してくれ』という訳ではなく、チームのために経費の削減をしてほしいというお願いがありました。ただ我々としてはレース数を減らすのは得策ではないと判断し、チームやサーキットとの協力を密にして、経費を削減する方法で動いてきました。その中でオートポリスに対しては、輸送費用で通常よりもかかりますし、そのあたりの負担金額について考慮し試行錯誤したんですが、費用高騰をリカバーすることができず、残念ながら休止に至りました。スーパーGTを存続していくための方法論としてエントラントとともに歩まなければいけない。断腸の思いでした」と説明。「今後、復帰のために最善の努力を進めていく」とGTアソシエイションとして近い将来のオートポリス戦の復帰を目指すことを明言した。
また、特別戦は「これまでにないレースにしていきたい」と説明。まだ詳細については決定していることはほとんどないものの、レース距離はフォーミュラ・ニッポンとスーパーGTの両方に出場しているドライバーに配慮したものになること、また、往年の名ドライバーが参加するレースを考慮していることなどを明らかにした。
今回のこの特別戦は、GTアソシエイションからJRP(日本レースプロモーション)に投げかける形で実現したという。「GTAがプロモーターとして存在する以上、我々が主催してモータースポーツイベントを開催して、お客様に喜んでいただけるようにしていきたい。そのための第一歩として実現に至りました」とその経緯を語っている。
