HANKOOK PORSCHE、正念場のレースで今季2勝目

HANKOOK KTR
TEAM RELEASE

2012年 SUPER GT シリーズ　Rd6 富士
今年正念場のレースで優勝　今季2勝目を勝ち取る

　今年の夏は猛暑だけではなく残暑が厳しい。ここ富士スピードウェイも例外なく暑い日が続いている。いよいよ2012年スーパーGTも残り3戦である。ここが天下分け目の天王山レースになるであろう。チームは得意とするサーキットではあるが、ウェイト80Kgを背負い過酷な状況の中でどれだけ力を発揮できるか出来ることを精いっぱい取組レースに備える。

9月8日（土）　天候：晴れ　路面：ドライ　気温：31℃　路面温度：26℃　入場者数18200人
　朝のフリー走行は、車両のセットアップに時間をかけて丁寧にマシンを仕上げて予選に供える。
予選は気温が高い中で開始される、Q1は影山選手が務めるタイヤを労りながら走りコースレコードでトップに出る。

　Q2　藤井選手も1'40.584のタイムを出しあっさりとトップタイムでQ3進出を決めた。　Q3では影山選手は決勝スタートのタイヤを使いアタックする為、無理をせずに1'40.619で2番フロントローを獲得する。レースは長いチャンスを掴む良いポジションである。明日は無理しすぎずにチャンスを狙って淡々とレースを行い表彰台を目指す。

9月9日（日）　天候：晴れ　路面：ドライ　気温：29℃　路面：45℃　入場者人数33800人
　タレントのアッキーナさんスタート合図のフラッグでレース開始となる。500クラスが綺麗にスタートしたあと300クラスはなんと1コーナーでトップ＃31 apr PRIUSがスピンした。影山選手は上手く交わして切り抜けトップに躍り出たあとは快調に走り2番＃66 triple aに1秒差をつけて走るがタイヤを温存させて丁寧な走りに変更し31Lapでピットインし藤井選手に交代する。

　交代直後は一時トップを＃16MUGEN CR-Zに明け渡すが35Lapには無理なくトップを奪還する。単独一人旅のレースになるのか？と思いきや最後尾にいた＃31 apr PURIUSがじりじりと背後に迫りサイドバイサイドのレースとなる。50Lapからは嵯峨選手と藤井選手の観客を沸かせるトップ攻防になる中、見た目には冷や冷やした心胸のように映ったかもしれないが、チームは全員、藤井選手を信頼していたので安心していた。

　53Lap目に＃31のスピンでサイドバイサイドのレースは幕を降りた。藤井選手が役者が一枚上手であった。その後も丁寧な走りを行い無事トップでチェッカーを受け今季2勝目を勝ち取った。
今回は毛利元就の「3本の矢」のごとく、チーム・ドライバー・タイヤが3本集まって力を出したからこそ勝ち取った勝利である。このまま残り2戦、苦しい状況の時にも力を合わせて乗り越えていきます。皆様ぜひ引き続きご声援よろしくお願い致します。

鈴木恵一
勝ったから今回は疲れてないよ。すべてが上手く行きました。正美もがんばったし藤井もがんばった。藤井はよく我慢して上手に走ったよ。やっぱりうちのドライバーは上手いね、安心して見ていられるよ。今回は最高だよ、すべてラッキーにレースが運ばれた。後に2戦がんばります。皆様さらに大きなご声援よろしくお願いします。

影山正美
80kgのウエイトを積んで臨んだ今回のレースで、優勝することができて非常に嬉しいです。レースウィーク序盤から上位でセッションを進めていきましたが、実際のところ、決勝直前までマシンの仕上がりに関しては若干の不安要素が残っていたこともあり、マシンのポテンシャルとしては3～4位が本来の実力だったと思います。その中で、#31・#66のアクシデントで運を味方につけ、更に、チームの戦略と完璧なピット作業をしてくれたメカニック、そして、藤井選手の見事な駆け引きがあっての優勝だと思います。これで、一気にランキングトップに立つことができましたが、残り2戦ではウエイトハンディの条件が変わってくるので、予測のつかない展開が予想されますが、悲願のシリーズチャンピオンに向けて確実なレースをしていきたいと思います。応援ありがとうございました。引き続き、宜しくお願い致します。

藤井誠暢
こうして今季2勝目を飾る事ができ本当に嬉しいです。この勝利によりリーズランキングも12点差のトップへ浮上し、残り2戦のチャンピオン争いへ向け有利な状況へ駒を進めることができました。鈴木恵一監督をはじめ、パートナーの影山選手、安定した速さのあるマシンを用意してくれたKTRの全チームスタッフ、パフォーマンスの高いタイヤを準備してくだったHankookタイヤさん、スポンサー各社、そして、いつもHANKOOK KTRを応援してくださるファンの皆さんにお礼を言いたいです。本当にありがとうございました。今シーズンも残り2戦。なんとしてもシリーズチャンピオンを獲得するために、更に気を引き締め次戦に挑みます。本当に沢山のご声援をありがとうございました。