HRTのペドロ・デ・ラ・ロサは、チームの2012年型マシンはKERSを搭載することを前提にデザインされているが、シーズン序盤はKERSは使用しないと述べた。
HRTは昨年11月、ウイリアムズとの技術契約を2012年末まで延長し、今年もギヤボックスの供給を受けるとともに、初めてKERSも供給されることを発表している。
デ・ラ・ロサはHRTの今季型マシンはKERSを搭載することを想定してデザインされたと述べた。
「(KERSを)使うようにデザインされている。でもチームはシーズン最初は(KERSを)使わずに走ることに決めているけどね」
新車はクラッシュテストにパスしているが、最後の合同テストが開始する前日の段階で、まだコースで走らせられる状態ではないことが明らかになっている。
Yallaf1がDiario Sport紙の報道として伝えたところによると、「今日の段階では、日曜にデビューさせることを目指している」とデ・ラ・ロサがコメントしたという。
「そうでなければ月曜にテストができるだろう」
「まだマシンは製造段階だ。日曜に走れるようになれば嬉しいんだが」
フェラーリとレッドブルは5日月曜にテストを行おうとしたが、FIAは開幕戦オーストラリアGPの前の週であるということでこれは規則違反であると説明、両チームは月曜のテストを断念した。しかしHRTのチームボス、ルイス・ペレス-サラは、ビデオ撮影の目的で走らせることができると述べている。