2012年のIZODインディカー・シリーズで、ロータスエンジンを使用することになったHVMレーシングは、チームがフルタイムで2台目のマシンを走らせることができる可能性を認め、インディ500でジャン・アレジを起用する可能性があると語った。

 インディカー・シリーズでは、2012年からこれまでのホンダに加えシボレー、ロータスがエンジンサプライヤーとして名乗りをあげており、今週ロータスは来季のエンジン供給チームとしてブライアン・ハータ・オートスポーツ、ドレイヤー&レインボールドとともHVMがその名を連ねることになった。

 2012年のインディ500では、元F1ドライバーのジャン・アレジが現在アドバイザーを務めるロータスのバックアップのもと、47歳でインディ500デビューを果たすと公言しているが、HVMは現在のレギュラードライバーであるシモーナ・デ・シルベストロとともに、アレジを走らせる考えがあると明らかにした。

「もちろんそのオプションは提案されたよ。でも、それについてはロータスの決定になる。シモーナとは2013年まで契約しているが、それ以外にもドライバーは見てみたいがね」と語るのはHVMのキース・ウィギンス。

 ウィギンスはまた、ロータスとの契約により、エンジン供給以外にもさまざまなサポートを得られると期待する。

「我々はファクトリー・サポートチームになったんだ。ロータスとHVMはたくさんのマシンからインフォメーションを得ることを模索していて、現在は1台の予定だが2台のエントリーを検討している」とウィギンス。

 なお、ウィギンスによれば、来季伝統のグリーン×イエローのロータスカラーが、現在HVMをサポートしているニュークリア・クリーン・エナジー社のカラーとピッタリ合うだろうとしている。

「面白いことに、カラーリングの部分が我々とロータスがいちばん多く話し合った部分なんだよ」

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