インディカードライバーの間でも話題となっているサッカーW杯南アフリカ大会。中でもトーマス・シェクターは母国で開催されるこのビッグイベントに大きな期待を寄せている。
南アフリカ出身のシュクターはアフリカ大陸初開催のW杯を母国で観戦できず残念に思っているが、代表チームと南アフリカ国民を遠くアメリカから応援すると語っている。
「南アフリカにとってエキサイティングな瞬間だ」とシェクター。「南アフリカは1995年にラグビーのW杯を開催し、そして今まさにサッカーのW杯をホストしようとしている。我が国の経済と人々にとって素晴らしいことだ」
4年に1度の祭典は多様な国籍が揃うインディカーのパドックでも恰好の話題だ。とりわけ開幕翌日に組まれているアメリカ対イングランド戦はドライバー間の対立(?)に発展しているようだ。
「W杯はもちろん注目している。絶対に面白くなるはずだよ」と語るのは、デイルコイン・レーシングに所属するイングランド・マンチェスター出身のアレックス・ロイドだ。
「でも少し奇妙に思うかもしれないけど、僕はイングランドよりもアメリカを応援すると思うよ。もう数年もアメリカに住んでいるし、ここでの生活は気に入ってるんだ。だから少しばかり心苦しい思いをするだろうね」
一方、ドレイヤー&レインボールド・レーシングで2年目のシーズンを過ごすイングランド・ブロムリー出身のマイク・コンウェイは母国の勝利を固く信じている。
「イングランドは当然お気に入りのひとつさ。彼らは感情をむき出しにして戦うし、これまでに偉大なプレーヤーをたくさん生んでいる。そう簡単にはいかないと思うけど、イングランドの勝利を強く信じているよ」