6月5日、IRL第6戦の予選がテキサス・モータースピードウェイで行われ、ダリオ・フランキッティ（ターゲット・チップ・ガナッシ）がポールポジションを獲得。
予選2番手にはライアン・ブリスコー（チーム・ペンスキー）、3、4番手にスコット・ディクソン（ターゲット・チップ・ガナッシ）、エリオ・カストロネベス（チーム・ペンスキー）とチップ・ガナッシとペンスキーによってトップ4が独占される形となった。武藤英紀（AGR）は11番手。
フランキッティにとっては今季初となるポールポジション。「チームがよいクルマを用意してくれたので、無理をしないと自分に言い聞かせて予選を戦ったが、いい結果を得られた」と4周のアタックで1分37秒6725、平均時速214.513マイル（およそ345.2km／h）をフランキッティはマークした。
「とてもタフでずっと戦い続けるようなレース展開になると思う。いい勝負になりそうだ」とレースは楽勝とはいかないと予想している。
2番手のブリスコーはフランキッティから0.04秒落ちの時速214.413マイル（およそ345.1km／h）というタイム。「予選をレースウイーク最初のレースという位置づけで戦っているから常にポールを目指して走っているのだけど、あとちょっと速さが足りなかった。レースは長丁場となりそうだし、最も重要なことだけど、いいクルマで走ることができそうだから」とポールを逃したものの、決勝を不安視していない。
4番手のカストロネベスは「過去にポールから勝ったこともあるけど、予選3番手からでも勝ったことがあるから、ここでは速いクルマでないと勝てないというわけではないと思う」と言いつつも「クルマがとってもよかったのに、予選では思ったほどのスピードが出なかった」とクビをかしげる。
5番手にはAGRのダニカ・パトリック、チームメイトのマルコ・アンドレッティ、武藤が8、11番手につけたものの、エースドライバーのトニー・カナーンは十分な速さがでないことに悩みを抱えての16番手となっている。
IRL第6戦テキサス・モータースピードウェイ 予選結果
1. Dario Franchitti Ganassi 1m 37.6725s 214.513mph
2. Ryan Briscoe Penske 1m 37.7179s 214.413mph
3. Scott Dixon Ganassi 1m 37.7713s 214.296mph
4. Helio Castroneves Penske 1m 37.8023s 214.228mph
5. Danica Patrick AGR 1m 37.9391s 213.929mph
6. Mario Moraes KVRT 1m 38.0361s 213.717mph
7. Dan Wheldon Panther 1m 38.0919s 213.596mph
8. Marco Andretti AGR 1m 38.1176s 213.540mph
9. Robert Doornbos NHLR 1m 38.1453s 213.479mph
10. Ed Carpenter Vision 1m 38.1658s 213.435mph
11. Hideki Mutoh AGR 1m 38.2152s 213.327mph
12. Graham Rahal NHLR 1m 38.2841s 213.178mph
13. Alex Tagliani Conquest 1m 38.2862s 213.173mph
14. Sarah Fisher Fisher 1m 38.5726s 212.554mph
15. Raphael Matos Luczo Dragon 1m 38.7662s 212.137mph
16. Tony Kanaan AGR 1m 38.7798s 212.108mph
17. Justin Wilson Dale Coyne 1m 38.8204s 212.021mph
18. Tomas Scheckter Dreyer & Reinbold 1m 38.9512s 211.741mph
19. Mike Conway Dreyer & Reinbold 1m 38.9767s 211.686mph
20. Milka Duno Dreyer & Reinbold 1m 39.0167s 211.601mph
21. EJ Viso HVM 1m 39.0388s 211.553mph*
22. AJ Foyt IV Foyt 1m 39.0854s 211.454mph
23. Ryan Hunter-Reay Vision 1m 39.5194s 210.532mph
24. Jaques Lazier 3G 1m 40.0914s 209.329mph
