IRLインディカー・シリーズのオープンテストが24日、バーバー・モータースポーツパークで開幕し、ライアン・ブリスコー(ペンスキー)が初日のトップタイムをマーク。エリオ・カストロネベス(ペンスキー)が続いた。IRLデビューとなる佐藤琢磨(KVレーシング)は7番手と上々の滑り出しをみせている。
晴天に恵まれたIRLの今季のスタートとなるオープンテスト。プラクティス1では、ウィル・パワー(ベリゾン・チーム・ペンスキー)がトップ、ブリスコー、カストロネベスが続き、長年見慣れたマールボロ・カラーからイメージを一新したペンスキー勢が好調なシーズン開幕を迎えている。
一方、IRL内でも注目の存在となっているのは琢磨だ。プラクティス1から1分12秒2138で5番手につけ、トップのパワーからは大きく離されているものの、ルーキー勢ではトップ。琢磨は午後のプラクティス2でもチームメイトのEJビソとともに6番手、7番手につけている。
「今日はインディカーに慣れることにトライし、楽しむことができました」とIndycar.comに語る琢磨。「ユーズドタイヤやニュータイヤなど、すべてマシンの習熟にあてました。ただ、サーキットのキャラクターにもよりますが、Gフォースと重いステアリングは予想以上でした。それ以外は予想通りに過ごせたと思います。ピットストップのスタイルから違いますからね。すべてまだ学習しているところです。マシンは信頼できて、楽しい1日でした」
新たにニューマン-ハース・ラニガンに移籍した武藤英紀は、プラクティス1、2ともに10番手で初日を終えている。
