ツインリンクもてぎで行われたIRL 第16戦、インディジャパンはポールポジションからスタートのスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ)が優勝。2位はチームメイトのダリオ・フランキッティが獲得、チップ・ガナッシによる1-2となった。3位にはもてぎ初出走のグラハム・レイホール(NHL)表彰台登壇。日本人選手は武藤英紀(AGR)が14位、松浦孝亮(コンクエスト)が17位、ロジャー安川(ドレイヤー&レインボールド)20位となっている。
ポイントリーダーのライアン・ブリスコーは、スタート直後からワンツー体勢を築いたチップガナッシの2台を追う展開となったが、106周目、ピット作業を終えてピットアウトするときにマシンの左フロントをフェンスにヒットさせて破損。修復を施してレースに復帰したものの18位にとどまった。
この結果、チャンピオンシップ争いは、昨日のポールポジションの1ポイント、今日のレースの優勝の50ポイント、そして最多リードラップの2ポイントとあわせて53ポイントを獲得したディクソンが570ポイントで一気に首位に浮上。フランキッティが565ポイント、ブリスコーが562ポイントというオーダーに変わった。
日本勢は、昨日予選中にクラッシュし、スペアカーで出走した武藤英紀が、トップから2周遅れで完走し14位。松浦孝亮は5周遅れの17位。ロジャー安川はダンパーシャフト折損などのトラブルに見舞われたが、28周遅れの20位で完走した。