IRL第8戦リッチモンドは6月27日土曜日に決勝レースが行われ、予選2番手のターゲット・チップ・ガナッシ、スコット・ディクソンが優勝。2位にはポールポジションからスタートしたダリオ・フランキッティ(ターゲット・チップ・ガナッシ)、3位にはグラハム・レイホール(NHR)が入り、武藤英紀(AGR)は4位という結果となった。
今回の勝利で通算19勝を挙げ、サム・ホーニッシュJr.の持つ最多勝利記録と並んだディクソン。「とてもよい結果で、これで今日のレース同様、ランキングでも1-2になったはず。ペンスキー勢に対してこのリードはチーム全体にとっても大きい」と喜びの声。
一方、ポールポジションからスタートし、燃費がきつくなってチームメイトに勝利を譲ることとなったフランキッティは「勝てなかったのは残念。燃料を使いすぎてしまい、イエロー時のピットレーンクローズの間に燃料補給をしなくならなくてはいけなかったから」とディクソンが前に出てからは何もできなかったと悔しい2位となった。
3位のレイホールは「レースウイーク前半は非常に厳しい状態だったがチームがいい仕事をしてくれて、ポディウムに上がることができた。これは自分たちにって優勝に等しい。あとは1.5マイルのコースでもっとスピードが出せるようにしたい」とこれまで4位だったオーバル最上位フィニッシュを更新。
武藤はピット戦略を駆使してポジションアップ、他ドライバーよりも1回少ないピットストップで好位置につけていたものの、レース終盤に出されたイエローコーションによって、作戦通りの展開とはならずにトップから13.4秒遅れで惜しい4位となった。
1. Scott Dixon Ganassi 300 laps 1hr 48m 02.4703s
2. Dario Franchitti Ganassi +00.3109s
3. Graham Rahal NHLR +02.4085s
4. Hideki Mutoh AGR +13.5302s
5. Danica Patrick AGR +14.1111s
6. Tony Kanaan AGR +1 lap
7. Marco Andretti AGR +1 lap
8. Raphael Matos Luczo Dragon +1 lap
9. Robert Doornbos NHLR +1 lap
10. Dan Wheldon Panther +1 lap
11. Tomas Scheckter Dreyer & Reinbold +1 lap
12. EJ Viso HVM +1 lap
13. Ed Carpenter Vision +1 lap
14. Justin Wilson Dale Coyne +2 laps
15. Ryan Hunter-Reay Vision +2 laps
16. Mario Moraes KVRT +3 laps
Rtd Helio Castroneves Penske 245 laps completed contact
Rtd Mike Conway Dreyer & Reinbold 135 laps completed contact
Rtd Ryan Briscoe Penske 26 laps completed contact
Rtd Jaques Lazier 3G 0 laps completed contact
Fastest lap:
Scott Dixon Ganassi 0min 16.6070 lap 263
