ワトキンスグレンのロードコースで開催されたIRL第9戦で、ジャスティン・ウイルソンが今季初優勝を挙げ、デイル・コイン・レーシングにインディカーシリーズ初勝利をプレゼントした。

 2番グリッドのウイルソンは、ポールシッターのライアン・ブリスコー(ペンスキー)をレース序盤に抜き去り、このレース最多の49周をリードして、最終的に2位のブリスコーに4.9906秒差をつけてトップでチェッカーを受けた。3位にはスコット・ディクソン(ターゲット・チップガナッシ)が続いた。武藤英紀(アンドレッティ・グリーン)は、12番グリッドからスタート、自らのオーバーテイクとピットストップによって一時は3位を走行するが、2度目のピットストップの後にクラッチトラブルが発生して後退、52周目にターン7のバリアに接触し、リタイアとなった。

「最高の気分だ」とウイルソンは言う。
「これは僕のキャリアの中で最も意味のある勝利だ。デイルのために勝ち、僕らの力を見せつけることができたんだからね。最後のラップでは、嬉しくて嬉しくて口元がほころびっぱなしだった。僕らは今年ずっとロードコースでのパフォーマンス改善に取り組んできた。だからこそ、こんな風に圧倒的な強さを見せることができて、本当に嬉しい」
 オープンホイールレーシングでの558戦目、25年目にしてついに勝利を勝ち取ったコインは次のように語っている。
「本当に長かった。私たちは、ジャスティンがロードコースで強いのを知っていた。セントピートでそれをわずかに証明し、ここで完全に見せつけることができた」

 ポイントランキングは、ディクソンがトップに浮上、2位ダリオ・フランキッティ(チップガナッシ)、3位ブリスコーの順となっている。

Camping World Grand Prix — Race result
1. Justin Wilson Dale Coyne 1hr 48m 24.1947s
2. Ryan Briscoe Penske +04.9906s
3. Scott Dixon Ganassi +05.1632s
4. Helio Castroneves Penske +07.0755s
5. Marco Andretti AGR +08.5595s
6. Mike Conway Dreyer & Reinbold +09.3646s
7. EJ Viso HVM +11.3804s
8. Tony Kanaan AGR +13.0020s
9. Robert Doornbos NHLR +13.2633s
10. Dan Wheldon Panther +18.0412s
11. Danica Patrick AGR +18.5656s
12. Raphael Matos Luczo Dragon +18.9342s
13. Graham Rahal NHLR +23.0413s
14. Mario Moraes KVRT +23.3821s
15. Dario Franchitti Ganassi +1 lap
16. Ed Carpenter Vision +1 lap
17. Milka Duno Dreyer & Reinbold +2 laps
Rtd Hideki Mutoh AGR 51 laps completed contact
Rtd Richard Antinucci 3G 47 laps completed running
Rtd Paul Tracy KVRT 29 laps completed contact
Rtd Ryan Hunter-Reay Vision 0 laps completed contact
Fastest lap:
Ryan Briscoe Penske 1m 31.1760s lap 6

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