KVレーシングテクノロジーは、今週末にミドオハイオ・スポーツカーコースで行われるホンダ・インディ200にマリオ・モラエスに代わってポール・トレイシーが出場すると明らかにした。
KVレーシングのレギュラードライバーであるモラエスの父親が水曜日に亡くなり、モラエスは家族とともにブラジルに滞在することになったため、急遽トレイシーが代役として出場することになったもの。
「マリオにとってとても不幸な状況の中、私に対して考慮してくれたマリオとKVレーシングに感謝したい」とトレイシー。「ナンバー5のマシンをドライブすることを名誉に思うとともに、今週末ベストを尽くして、マリオとモラエス家に最高の結果を捧げたい」
チームの共同オーナー、ケビン・カルコーベンとジミー・バッサーは、今回トレイシーが代役としてもっともふさわしいドライバーであるとして、マシンを走らせる決定を下すことは長い議論の末為されたことという。
「これはとても悲しい出来事で、KVレーシングテクノロジーのすべてのスタッフを代表してマリオとマリオの家族に哀悼の意を表したい。長い議論の末、そしてマリオと相談した結果、我々はチームを良く知るポールにマシンをドライブしてもらうことがベストなことだと判断したのだ」とチームはコメントしている。
