JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPはフォーミュラ・ニッポンの予選スーパーラップが行われ、トップタイムをマークし最高速も305.516km/hを叩きだしたジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)がポールポジションを獲得した。
今回のJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPのフォーミュラ・ニッポン予選は、Fニッポンではあまり見られないスーパーラップ方式の予選。1台1台がアタックし、さらにタイムとストレートエンドの最高速の順位がポイント化され、それによってグリッドが決定していく。
朝は残っていたウエット部分はかなりなくなり、ところどころウエットパッチが残るもののスリックタイヤで行われたFニッポンのスーパーラップ。まずはスポット参戦の松田次生(SGC by KCMG)が300.58km/hという最高速、1分26秒936というタイムをマークしていく。
しかしこの次生のタイムはなかなか破られず。タイムで次生を打ち破ってきたのは、8番目にアタックした伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)。さらに続く平手晃平(TEAM IMPUL)も次生のタイムを上回る。伊沢は最高速でも299kmをマークし、総合ポイントでこの時点のトップに立った。
伊沢の順位はしばらく揺るがないままだったが、ランキング上位陣のアタックが始まると、オリベイラがタイム、スピードでも伊沢を打ち破りトップに立つ。しかし、続くランキング2位の中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)はタイムが伸びず。オリベイラのトップのまま、新チャンピオンであるアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)のアタックを迎えた。
しかし、ロッテラーも最高速、タイムとも思うようにタイムを伸ばすことはできず。これでオリベイラのポールポジションが確定。タイムでは2番手に伊沢、3番手に大嶋、4番手に塚越広大(DOCOMO DANDELION)、5番手に石浦宏明(KYGNUS SUNOCO)という結果となった。
予選総合結果では、タイムで7番手だった一貴が最高速で高ポイントを稼ぎ2番手を獲得。3番手に石浦、4番手にトップの最高速である307.342km/hを叩きだした国本雄資(Projectμ/cerumo-INGING)という結果に。伊沢は5番手となった。
