全日本選手権スーパーフォーミュラに参戦するTeam KYGNUS SUNOCOは28日、都内で今季の体制を発表し、今季のチーム体制とカラーリングを公開した。
スーパーフォーミュラのトップチームのひとつとして活躍するTeam KYGNUS SUNOCOは、今季もキグナス石油、『SUNOCO』ブランドでお馴染みの日本サン石油がチームをサポート。2009年王者のロイック・デュバルと、若手期待株の平川亮というコンビで今年も臨む。エンジニアはデュバル車が山田健二エンジニア、平川車が中村成人エンジニアだ。
今季、スーパーフォーミュラではシャシー、エンジンともに刷新され新たな戦いが展開されることになるが、チームを率いる土沼廣芳監督が「今年はキグナス石油さんにサポートしていただいて10年目、日本サン石油さんは20年目になります。『継続は力なり』を証明するべく、チャンピオンを目指していきます」と語ったように、大きな体制変更をせずシリーズに臨む。
昨年はチャンピオン争いを展開しながら、WEC世界耐久選手権との兼ね合いで全戦出場できなかったデュバルは、今季はシリーズにフル参戦する。
「昨年は全部出られなかったけど、いい年だったと思う。WECでは選手権とル・マン24時間で優勝できたからね。チャンスを与えてくれたチームに感謝している」とデュバル。
「チームで3年目になるけど、1年目は準備の年で、昨年はチャンピオン争いができた。3年目の今年はチャンピオンを目指して、全員で戦っていきたい」と王座奪還に意欲をみせた。
また、2年目のスーパーフォーミュラに挑む平川も「去年はSF初参戦の年で、序盤は良かったんですが途中で調子を乱してしまいました。最終戦で4位に入ることができましたが、スピードに馴れていない部分もあり、体力面でも厳しかった」と昨年を振り返った。
「今年は体力トレーニングに励んで、心配なくシーズンに臨めています。今年はひとつの目標として優勝することを掲げています。去年はチームメイトのロイック選手に全部おいて行かれてしまったので、今年は離されないように、上に行けるように頑張っていきます」
今回の発表会ではデュバルの8号車が展示されたが、発表会中に7号車のカラーリングも公開された。平川がドライブする7号車は、アチーブメント、広島トヨタ等のロゴが入り、デュバル車とはまた異なる印象となっている。