LGエレクトロニクスが、来季F1に参戦する13チームのいずれかと、スポンサー契約に関する交渉を行っていると報じられている。
今季からF1の公式テクノロジーパートナーを務めているLGが、F1への関与を拡大するのではとの推測が出てきている。詳細は明らかにされていないものの、LGの関係者はこれを完全に否定していない。LGとFOMの契約は今年から5年にわたり、その額は1シーズンあたり1,200~1,500万USドルであると見られている。同社のマーケティング担当副社長のアンドリュー・バーレットは、モータースポーツ・ビジネス・フォーラムのインタビューにおいてこの件に尋ねられた際に、否定はしなかった。
FOMと契約を交わす前にチームとのスポンサー契約の交渉はどの程度まで進んでいたのかと問われたバーレット氏は、次のようにコメントした。
「この議論は必ずしも終わっているわけではないので、詳細について話すことはできない。我々はリーグのスポンサーとなり、それを選手権との関係の基礎として確立する形で、F1に初参入することを決めた。しかしまだ終わってはいない。我々がチームとの契約を締結しつつあるとは言わないが、その可能性を否定もしない」
同社にとっては既存チームとの契約の方が好ましいだろうが、資金が高額になると同時に、チームの既存スポンサーとの競合という問題も生じる可能性があるため、新規チームに目を向けるかもしれない。US F1は以前からスポンサーはほぼ決定していると述べている。一方、マノーF1には、リチャード・ブランソンのヴァージンがつくというウワサがある。カンポス・グランプリは、来月バレンシアで開催されるヨーロッパGPでF1プログラムに関する発表を行う見込みとなっている。
