NASCAR SPRINT CUP SERIES
第20戦 Brickyard 400

開催日:7月31日

燃費勝負となった“インディ”でカイル・ブッシュが10位

 7月31日(日)、米国中部インディアナ州インディアナポリスのインディアナポリス・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第20戦「Brickyard 400」が開催された。

 同コースは“インディ500”の舞台であり、F1アメリカGPも開催されたことのある、アメリカン・モータースポーツの聖地。この聖地で行われる今大会は、NASCARスプリント・カップ・シリーズの中でも重要な一戦として位置づけられている。

 30日(土)午後2時10分から予選が行われ、前日の練習走行から好調なケイシー・カーンが、僅か0.018秒差でポールポジションは逃したものの、最前列2番手を確保。12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。14番手タイムをマークしたデニー・ハムリンは、エンジン交換を行ったため、決勝レースは最後尾からスタートを切ることとなった。

 31日(日)午後1時21分に2.5マイルオーバルを160周(400マイル:約640km)して競われる決勝レースがスタート。2番手グリッドのカーンは好スタートを切り、首位を奪取。そのまま後続を大きく引き離し、独走態勢となった。

 25周目前後から各車グリーン下でのピット作業となったが、全車がピットを終えた時点でカーンは再び首位へ戻り、2位との差は一時8秒以上まで広がった。

 35周目にこの日最初のイエローコーションが出され、その差は無くなったものの、再スタートを決めたカーンは首位をキープ。しかし、49周目に20位前後を走行していたデイビッド・ロイティマンが突然のタイヤパンクに見舞われ、クラッシュ。2度目のイエローコーションが出され、各車ピットへと向かったが、ここでカーンはタイヤ交換でタイムロス。10位へとポジションダウン。

 一方で、最後尾からのスタートを余儀なくされたハムリンが序盤から素晴らしい追い上げを見せ、1回目のイエローコーションからの再スタート時にはトップ10圏内まで浮上。また、29番手と後方スタートのKy.ブッシュも、徐々に順位を上げ、2回目のイエローコーションでは2本タイヤ交換を選択。一気に3位へと浮上し、“トヨタ カムリ”はこの3台が前半戦の上位争いを展開した。

 94周目にこの日3度目のイエローコーション。カーンとハムリンはトップ10圏内を守ったが、Ky.ブッシュはピットアウト時に接触を喫し、車両にダメージを負ったためピットへと押し戻されて修復。首位と同一周回の最後尾、31位まで後退してしまった。114周目には、20位前後まで追い上げていたKy.ブッシュが壁にヒットし、イエローコーション。ここで上位勢はピットへ向かったが、数台がコース上に残り、順位が入れ替わった。

 118周目に再スタートが切られたが、僅か3周で上位勢の接触によりこの日5度目のイエローコーション。この接触の直後にいたカーンは、避けるために内側のグラスエリアへとコースオフを喫してしまった。このイエローコーションのタイミングでは、最後までの燃料を入れるには早すぎるため、上位勢はピットに入らず。ハムリンが7位、ジョーイ・ロガーノが10位で127周目に再スタート。

 5度目のイエローコーションでピットに入らなかった上位勢は、残り30周を切ったあたりから次々とピットに向かい、最低限の燃料を給油してピットアウト。5度目のイエローコーションで給油を行っていたKy.ブッシュは、厳しい燃料を最後まで持たせる作戦に出た。

 ピットを遅らせていたブライアン・ヴィッカーズは、2位までポジションを上げたが、141周目についにピットイン。終盤は給油後に追い上げる車両と、ペースを大きく落として燃料をセーブする車両とのバトルとなったが、Ky.ブッシュは最後まで走りきり、10位でフィニッシュした。

 ヴィッカーズが15位。燃料をセーブして走りきったボビー・ラボンテが17位。カーンが18位。ハムリンは27位に終わり、ランキングでは11位とひとつポジションを落とすこととなったが、今季1勝を挙げているため、現時点ではまだ“チェイス”圏内に入っている。また、次戦ポコノはハムリンが非常に得意としているコースであり、残り6戦となった“チェイス”入りの争いを更に確実なものとするべく、活躍に期待がかかる。

 次戦第21戦は8月7日(日)、米国東部ペンシルバニア州ロングポンドのポコノ・レースウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「この週末は全くゼロからのスタートだった。走り始めからスピードが得られなかった。決勝レースでも、最初のいくつかのスティントは、予選の時同様ペースが悪く、後方グループの渋滞の中で走らなくてはならなかった。一旦はピットストップで上位に浮上することができたが、次のピット時に接触で再び後方集団での戦いを強いられることになってしまった。しかし、最後は燃料ピット戦略が上手く行った。素晴らしい戦略を立ててくれたクルーチーフと、素晴らしい燃費を実現したスタッフには賞賛を送りたい。10位という今日の結果の手応えと共に次戦ポコノに挑む」

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