NASCAR SPRINT CUP SERIES
Sprint Showdown & NASCAR Sprint All-Star Race

開催日:5月18日

5台の“トヨタ カムリ”がオールスター戦出場
2セグメント制覇のカイル・ブッシュが惜しくも3位

 5月18日(土)、米国東南部ノースカロライナ州コンコードのシャーロット・モーター・スピードウェイでNASCARのオールスター戦、「NASCAR Sprint All-Star Race」と、その出場権をかけたレース「Sprint Showdown」が開催された。

 オールスター戦はシリーズポイントのかからないエギジビションレースだが、優勝者には百万ドル(約1億円)の賞金がかけられている大イベント。

 オールスター戦への出場権は、今季及び昨年のシリーズ戦での優勝ドライバー及び過去10年のシリーズチャンピオン、過去10年のオールスター戦勝者となっており、トヨタ勢ではカイル・ブッシュ、マット・ケンゼス、デニー・ハムリンとクリント・ボウヤー、マーク・マーティンの5名がこれに該当。

 加えて、オールスター戦の前に開催されるショーダウンでトップ2フィニッシュを果たしたドライバーと、ファンからの投票で選ばれたドライバー1人が出場する。

 17日(金)に各レースの予選が行われ、ショーダウンではマーティン・トゥルークス・Jr.がポールポジションを獲得。トゥルークス・Jr.は2010年のショーダウンを制し、オールスター戦でも2位入賞を果たしている。

 オールスターの予選は、通常のタイムアタックとは異なり、3周のラップタイムとピットでのタイヤ4本交換のタイムも加える形でグリッドが決定され、Ky.ブッシュが4番手、ボウヤーが6番手、ハムリンが7番手、マーティンが8番手につけた。

 18日(土)は降雨に見舞われたが、レース開始時刻には止み、ジェットドライヤーカーで路面を乾燥させ、午後8時7分に1.5マイルオーバルを20周×2セグメントの形式の「Sprint Showdown」がスタートした。

 ポールポジションのトゥルークス・Jr.はスタートでライバルの先行を許したが2位をキープ。セグメント1を2位で終えたが、セグメント間のコーション中、ピットでタイヤを4本交換。ピットインしなかった車両と2本交換組の先行を許し、5位で再スタートとなった。

 タイヤ4本交換の優位性を活かし逆転を狙ったトゥルークス・Jr.だったが、激しく順位を入れ替える混戦の中で何度か壁にヒットするなど苦戦。一時はオールスター出場目前の3位までポジションを上げたがそれ以上のポジションアップは叶わず、5位でチェッカー。オールスター戦出場はならなかった。

 続いて行われた「NASCAR Sprint All-Star Race」は、セグメント1から4が20周ずつ、最後のセグメント5は10周で争われる。各セグメント間にはコーションラップが5周あり、ピットストップを行うか、コース上に残るかの戦略は自由。最後のセグメント5のみ、それまでの4つのセグメントでの順位を平均して順位を入れ替えてピットへ向かい、義務付けられたタイヤ4本交換を行った後、最後の10周に臨むこととなる。

 午後9時39分に1.5マイルオーバルをトータル90周(135マイル:約220km)で争われる「NASCAR Sprint All-Star Race」がスタート。3番手スタートのKy.ブッシュが2位に上がった8周目に、降雨のためにイエローコーション。その後雨は強くなり、レースは赤旗中断となった。

 まもなく雨は止み、コースを乾燥させ、40分ほどの中断の後、レースは再開。セグメント1は最後の5周での争いとなったが、Ky.ブッシュが2位、ボウヤーが3位、ハムリンが8位となった。

 セグメント1後のコーションでは、上位8台がコース上に残り、後続がピットへ。セグメント2は再スタート直後の3ワイドバトルから、ボウヤーとKy.ブッシュの首位争いとなり、ボウヤーが首位を奪ったが、25周目にマーティンが他車に接触されスピン。イエローコーションが出され、再スタートしてまもなくボウヤーをかわしたKy.ブッシュが首位に立ち、そのままセグメント2を制した。

 セグメント2後のコーションでは、ボウヤー、マーティンを含む3台がコースに残り、ボウヤー首位、マーティン3位、ピットイン組最上位のKy.ブッシュが4位で再スタート。

 マーティンは再スタート時にミスし大きくポジションダウン。ボウヤーは首位を守ったが、タイヤの新しいKy.ブッシュの追撃を凌ぎきれず、45周目にKy.ブッシュが首位に。その後はセグメント2同様にKy.ブッシュが逃げ切りセグメント3も制することとなった。

 セグメント3の後は全車ピットへ向かったが、ここでKy.ブッシュは痛恨のピット作業タイムロスで、逆に4位へとポジションを上げたハムリンに続く5位に後退。再スタートでもバランスを崩し、一時は8位まで順位を落としてしまった。

 その後追い上げ、Ky.ブッシュはセグメント4を4位でフィニッシュ。4セグメントでの平均順位では2位となり、順位を入れ替えて各車一斉に最後のピットへ。

 激しいピット争いを終えて、Ky.ブッシュは3位、ハムリンが7位、ケンゼスが10位、ボウヤーが11位で最後の10周スプリントへと臨んだ。

 再スタートで4位に落ちたKy.ブッシュは、3位を奪い返し、懸命に前を追ったが惜しくも届かず、3位でフィニッシュ。ハムリンが6位、ケンゼスが9位でレースを終えた。

 次戦第12戦は5月26日(日)、オールスター戦が行われたのと同じシャーロット・モーター・スピードウェイでシリーズ最長の600マイルレース「COCA-COLA 600」として行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「我々の“トヨタ カムリ”は驚くべき速さだった。恐らく今夜最速の一台で、レースの大半で上位を争い、2つのセグメントを制することが出来た。4セグメントでの平均でも、カート(ブッシュ:シボレー)に続く2位だった。しかし、不運にも最後のピット作業で、一つポジションを落とし、最前列からスタートできなかった。しかしこれもレースだ。最高の車両での勝利のチャンスを逃してしまったのは残念だが、来週の600マイルレースでも、この速さが維持できることを期待している」

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