NASCAR SPRINT CUP SERIES
第17戦 Coke Zero 400
開催日:7月2日
“トヨタ カムリ”3-4-5位フィニッシュ
7月2日(土)、米国南東部フロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第17戦「Coke Zero 400」が開催された。
シーズン開幕戦の「デイトナ500」に続き今季2度目の開催となるデイトナでは、ハイスピードオーバルでの出力を抑制するために吸気制限プレートを取り付けてレースが行われる。今季のレギュレーションによる車両特性とあわせ、2台ずつが連なって空気抵抗を低減する「2カードラフト」での激戦が展開された。
1日(金)午後4時10分から予選が行われ、ケイシー・カーンが最上位の13番手。ランキングの上位を争うデニー・ハムリンは36番手、チームメイトのジョーイ・ロガーノを挟み、カイル・ブッシュが38番手と後方スタート。13台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
2日(土)午後7時52分、沈みかけた夕日に照らされる中、43台のレースカーが2.5マイルオーバルを160周(400マイル:約640km)して競われる決勝レースのスタートを切った。
37、38番手と後方スタートのロガーノとKy.ブッシュはチームを組み、序盤からめざましいポジションアップ。リストリクタープレートレースならではの、めまぐるしく順位が入れ替わる展開の中で、上位争いへと浮上。また、カーンとブライアン・ヴィッカーズ、マーティン・トゥルークス・Jr.とデイビッド・ロイティマンのチームメイト同士もパートナーとなり、首位争いを展開した。
レースは53周目、3回目のイエローコーションからの再スタートが切られて以来なかなかイエローコーションが出ず、90周目前後から各車グリーン下でピットイン。ほぼ全車がピットを終えた100周目には、ヴィッカーズがトップ、カーン、トゥルークス・Jr.、ロイティマン、Ky.ブッシュ、ロガーノとトップ6を“トヨタ カムリ”が占める快走を見せた。
一方、ライアン・ニューマン(シボレー)とパートナーを組み、前半戦は後方に沈んでいたハムリンが後半戦に入り一気にペースアップ。108周目にはついに首位に立った。
130周目前後に再びグリーン下での、このレース最後となるピットイン。ニューマンとハムリンのコンビが首位、Ky.ブッシュとロガーノがそれに続き、“トヨタ カムリ”が2-3-4位体制で最後の逆転を目指した。
イエローコーションが出ないまま100周以上を走破しながらも、なおも僅差でのレースが続く中、残り3周となったところで、勝負をかけた上位勢が3ワイドでの激しいバトル。ここで中央のジェフ・ゴードン(シボレー)がバランスを崩し、スピン。アウトにいたKy.ブッシュは行き場を失い、壁に接触。
これで4度目のイエローコーションとなったが、タイヤのパンクに見舞われたKy.ブッシュは首位と同一周回のほぼ最後尾、29位まで順位を落としてしまった。
レースは延長され、“グリーン・ホワイト・チェッカー”で162周目に再スタートが切られたが、上位争いの中でロガーノの後方につけようとしたマーク・マーティン(シボレー)が接触からバランスを崩したところに後続が次々に突っ込み、大クラッシュとなった。このアクシデントに、トゥルークス・Jr.とロイティマン、ヴィッカーズ、ジョー・ネメチェク、ケイシー・メアーズらが巻き込まれてしまった。
168周目に2度目の“グリーン・ホワイト・チェッカー”で再スタート。4番手で再スタートを切り、ニューマンと共に首位を狙ったハムリンだったが、後続との3ワイドバトルの中で失速し、一気に15位前後まで後退。
共にチームメイトを失ったロガーノとカーンがパートナーとなり、前を行くフォードの2台を追い、一度は前に出かけたが、逆転までには至らず。
ファイナルラップの最終コーナー付近では、上位争いと中団グループの両方で多重クラッシュが発生。ハムリンは直前のニューマンが巻き込まれたのを間一髪でかわしたが、ハーフスピンを喫し、イン側のダートエリアへコースオフ。
そのままチェッカーとなり、ロガーノが3位、カーンが4位でフィニッシュ。最後の2度に渡る大混乱を見事切り抜け順位を上げたKy.ブッシュが5位に入った。クラッシュに巻き込まれながらもそのまま走り抜いてチェッカーを受けたヴィッカーズが12位、ハムリンは13位となった。
次戦第18戦は7月9日(土)、米国中東部ケンタッキー州スパルタのケンタッキー・スピードウェイで行われる。
ドライバー ジョーイ・ロガーノ:
「最後の再スタートでは、後方にケイシー(カーン)が見え、他に選択肢はなかった。彼と共にアウトからの逆転を目指し、一旦は首位に立てたと思った。しかし、その後先行を許し、バックストレートでも追い越しを狙ったが、届かなかった。最後の望みは、前の2台が首位争いをしてくれることだったが、彼らはチームメイト同士であり、それは叶わないとわかっていた。しかし、3位というのはチームにとっては素晴らしい結果だ。2週続けてトップ10フィニッシュを果たし、勢いに乗っている。全てが順調だ」
