NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第8戦 O'Reilly Auto Parts 250
開催日:6月4日
トッド・ボダインが復活の3位
“トヨタ タンドラ”4台がトップ10フィニッシュ
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第8戦「O'Reilly Auto Parts 250」が6月4日(土)にカンザス・スピードウェイで開催された。
今大会は、NASCARのトラック・シリーズが1995年に初開催されて以来、記念すべき400戦目のレースとなる。トヨタは2004年から“トヨタ タンドラ”で同シリーズに参戦を続けている。
4日(土)決勝を前に、午前9時40分から予選が行われ、練習走行でトップタイムをマークしたトッド・ボダインが10番手。カイル・ブッシュが11番手、ティモシー・ペターズが12につけ、12台の“トヨタ タンドラ”が決勝へと進んだ。
スプリント・カップ・シリーズの予選を経て、午後1時21分、1.5マイルオーバルを167周(250.5マイル:約400km)して競われる、キャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第8戦の決勝レースがスタートした。
11番手スタートのKy.ブッシュは序盤から順調にポジションを上げ、20周目、最初のイエローコーションからの再スタートでは3位に浮上。10番手スタートのボダインもまもなく4位に浮上しKy.ブッシュに続いた。
しかし、上位の12台はこの最初のコーションでピットインしておらず、50周目あたりから上位勢はグリーン下でのピットを強いられることに。最初のコーションで給油を行っていたグループが上位に浮上し、55周目にジャスティン・ロフトンが首位、ミゲル・パルド、トラヴィス・クヴァピルが続く形となった。
62周目のイエローコーションを皮切りに、連続して3度のコーションが発生。再び順位は入れ替わり、ボダインが3位に復帰。一方Ky.ブッシュはピットでの調整のために25位まで後退を余儀なくされてしまった。
その後もボダインはトップ争いを展開。再スタート後の103周目と119周目には首位に立つ走りを見せたが、この日速さで勝ったシボレー勢の先行を許してしまった。
それでも諦めずにライバルを追ったボダインは、終盤も2位ジョニー・ソーター(シボレー)とのテール・トゥ・ノーズでのバトルを繰り広げ、ファイナルラップには第3ターンでインに並びかけるまでには至ったが、惜しくも逆転はならず。3位でチェッカーを受けた。
一時は首位と同一周回の最後尾近くまで後退していたKy.ブッシュもめざましい追い上げを見せ、最後は5位争いを展開したが及ばず、6位でフィニッシュ。ブレンダン・ゴーアンが7位、クヴァピルが10位に入り、“トヨタ タンドラ”は4台がトップ10フィニッシュを果たした。
昨年のシリーズチャンピオンながら、今季の序盤、苦戦を強いられているボダインだったが、今大会はレースを通して首位争いを展開。第3戦ダーリントン以来、今季2度目のトップ5フィニッシュを果たし、ドライバーズランキングでも9位に浮上。今レースではハンドリングに苦しんだペターズも14位でフィニッシュし、ランキング5位へと一つ順位を上げた。
次戦第9戦は6月10日(金)に米国南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで開催される。
ドライバー トッド・ボダイン:
「今回は新車の“トヨタ タンドラ”を持ち込んだ。この新しい車両は素晴らしい仕上がりで、速かった。しかし、熱対策や細かい点など、まだまだやることはある。我々には素晴らしい“トヨタ タンドラ”があり、チームも毎週良い仕事をしてくれたが、スランプに陥っていた。我々は勝利を渇望している。それは確かだが、今日はクリント(ボウヤー)とジョニー(ソーター)を破るまでには至らなかった。最後は、あと10周か15周あれば捕まえることができたかも知れないが。それでも今日は素晴らしい一日だった」
