NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第19戦 Kroger 200
開催日:10月26日

ダレル・ウォレス・Jr.が歴史的な初勝利!

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第19戦「Kroger 200」が10月26日(土)にマーティンズビル・スピードウェイで開催された。

 今大会、地元バージニア州出身のカップ・シリーズドライバー、デニー・ハムリンがカイル・ブッシュ・モータースポーツから“トヨタ タンドラ”で出場。ハムリンは毎年1,2戦のみトラック・シリーズ戦に出場しているが、2011年、2012年の秋のマーティンズビル戦で2連勝を飾っており、3年連続勝利を目指しての参戦となった。

 年間2回シリーズ戦が開催されるマーティンズビルだが、春の第2戦では、ジョニー・ソーターが勝利。現在ランキング首位のマット・クラフトンが2位で続き、“トヨタ タンドラ”が1-2フィニッシュを飾っている。

 25日(金)、午後5時から予選開始。1年ぶりのトラック・シリーズ戦となるハムリンが、自身シリーズ初となるポールポジションを獲得。ハムリンは直前に行われたカップ・シリーズの予選でもポールポジションを獲得しており、今週末のマーティンズビル両レースをトップからスタートすることとなった。ソーターが2番手、ダレル・ウォレス・Jr.が3番手で続き“トヨタ タンドラ”が予選トップ3を独占。ジャーマン・キロガが6番手、ティモシー・ペターズが10番手で続き、10台の“トヨタ タンドラ”が決勝へと進んだ。

 26日(土)午後1時47分、0.526マイルショートオーバルを200周(105.2マイル:約170km)して競われる決勝レースがスタート。

 スタートしてすぐにソーターが首位に立つが、10周目にはウォレス・Jr.がこれをかわして首位浮上。41周目には再びハムリンが首位を奪取し、前半戦は3台の“トヨタ タンドラ”が4位以下を大きく引き離しての首位争いを展開した。

 69周目にこの日最初のイエローコーション。この時点で首位と同一周回は19台、4位以下と首位の差は7秒近くに広がっていたが、マージンは帳消しに。全車がピットへ向かってのピット作業争いでは、ハムリンが首位をキープ。ウォレス・Jr.は3位、ソーターは5位へとポジションを落としたが、再スタート後は再びウォレス・Jr.とソーターが順位を上げ、ハムリンと共にトップ3を形成した。

 しかし、この日3度目のイエローコーションからの再スタートが切られた98周目、再スタート直後の混乱の中でソーターは他車と接触し車両左前部を破損。この破片により再びイエローコーションが出され、ソーターは修復のためにピットインを余儀なくされてしまった。

 レースを折り返しての、このイエローコーションからの再スタートでは、首位のハムリンが大きく出遅れ、10位へとポジションダウン。ウォレス・Jr.がこの日2度目の首位に立った。しかし、ウォレス・Jr.は後続からの猛追を防ぎきれず、121周目に2位へと後退。

 その後、イエローコーションによるピットで順位は入れ替わったものの、ウォレス・Jr.が2位、ハムリンが5位、クラフトン6位で迎えた144周目、激しいポジション争いの中でクラフトンとハムリンが接触。ハムリンはスピンを喫し、イエローコーションに。ピットインを強いられたハムリンは、首位と同一周回最後尾の21位へと大きく順位を落としてしまった。

 151周目に再スタートが切られると、ウォレス・Jr.が首位を奪還。その後2回にわたる他車のスピンによるイエローコーションからの再スタートでも首位を守った。

 187周目、ウォレス・Jr.が首位を逃げる後方で2位を争っていた2台が接触し、共にスピン。このすぐ後にいたクラフトンは避けきれず、車両前部にダメージを負ってしまった。

 残り6周で再スタートが切られると、ウォレス・Jr.は好ダッシュで後続を引き離し、そのままトップでチェッカー。今季初めてトラック・シリーズに参戦した20歳のアフリカ系アメリカ人ルーキーが、19戦目にして初勝利を挙げた。

 NASCARのトップシリーズでアフリカ系アメリカ人が勝利を挙げたのは、50年前のカップ・シリーズでのウェンデル・スコット以来であり、トラック・シリーズでは初。ウォレス・Jr.は歴史的な勝利をNASCARに刻むこととなった。

 終盤の混乱の中でジャンプアップを果たしたハムリンが6位、キロガが7位。ソーターが8位。クラフトンは車両を修復してレースに復帰し、首位と同一周回の17位でチェッカーを受けた。クラフトンはランキング争いで若干差を詰められたものの、51ポイントの差をつけており、残り3戦でのタイトル獲得へと挑む。

 次戦第20戦は11月1日(金)にテキサス・モーター・スピードウェイで開催される。

ドライバー ダレル・ウォレス・Jr.
「感無量だ。ついに願いが叶った。下位カテゴリーで勝って以来、1年以上も勝利から離れていたので、勝ち方も、勝った時の気分も忘れていた。ファイナルラップの最終コーナーを立ち上がった時、後続との差は十分だと分かっていたが、チェッカーを受けるまで神に祈った。涙でスロットルが十分に踏めていたかわからなかった」

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