NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第21戦 Lucas Oil 150
開催日:11月8日
17歳のエリック・ジョーンズがシリーズ史上最年少優勝!
トヨタは6度目のマニュファクチャラーズタイトルを確定
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第21戦「Lucas Oil 150」が11月8日(金)にフェニックス・インターナショナル・レースウェイで開催された。
8日(金)午後2時半から予選が行われ、17歳のルーキー、エリック・ジョーンズが最前列2番手を確保。ジョニー・ソーターが7番手。ランキング首位につけ、結果次第では今大会でのタイトルの可能性を持つマット・クラフトンが9番手。ジョーイ・コールターが10番手で続き、10台の“トヨタ タンドラ”が決勝へと進んだ。
尚、今季のルーキー・オブ・ザ・イヤーを争っているダレル・ウォレス・Jr.は、前日の公式練習でクラッシュ。バックアップカーに乗り換え、ぶっつけ本番の予選で13番手につけたが、予選後、決勝に向けて規定外の調整を行ったため、後方グリッドからのスタートを余儀なくされた。
予選に続き、午後6時24分、1マイルオーバルを150周(150マイル:約240km)して競われる決勝レースがスタート。スタートしてすぐにイエローコーションとなり、6周目に再スタートとなったが、2番手スタートのジョーンズは4位まで後退。
しかし、36周目にこの日2度目のイエローコーションが出されると、ジョーンズはピット作業で2位へと浮上し、再スタートで首位を奪った。ジョーンズにとって、フェニックスでのレースは初めてであり、また、今季5戦目の出場で、キャリア初のリードラップ獲得となった。
タイトルを決めたいクラフトンもトップ10圏内をキープ。また、後方スタートのウォレス・Jr.も追い上げ、トップ10に浮上した。
86周目、この日3度目のイエローコーション時のピットで、ジョーンズは2位へと後退したが、再スタートでは首位を奪い返した。
119周目、この日5度目のイエローコーションからの再スタートで、ジョーンズがサイド・バイ・サイドでの首位争いを繰り広げている最中に、16位走行中のジョン・ウェス・タウンリーがクラッシュ。イエローコーションが出された瞬間の順位で、ジョーンズは2位へ後退。
再スタート後、ジョーンズは再び激しい首位争いを繰り広げたが、132周目、6位まで追い上げていたウォレス・Jr.とティモシー・ペターズが接触し、共にクラッシュ。トップ10圏内まで順位を上げていた2台だったが、ピットでの修復を余儀なくされ、大きく順位を落としてしまった。
残り11周での再スタートを2位で切ったジョーンズは、好ダッシュを見せて首位を奪還。その後は2位を引き離して行き、初優勝を飾った。
17歳4ヶ月での優勝は、これまでの記録を1ヶ月短縮。ジョーンズはシリーズ史上最年少優勝記録保持者としてNASCARの歴史に名を刻むこととなった。今季第2戦に16歳でデビューしたジョーンズは、今季5戦に出場し、全てトップ10フィニッシュという好成績を続けている。
クラフトンは5位でフィニッシュ。しかし、ランキング2位のタイ・ディロン(シボレー)が4位に入ったため、その差は46ポイントとなりタイトル決定には至らず。しかし、36台出走のトラック・シリーズでは最下位でも8ポイントが獲得出来るため、クラフトンは次戦ホームステッドで、決勝レースのスタートを切った瞬間にチャンピオンが確定する。
また、今大会の結果により、最終戦を待たずして、トヨタはトラック・シリーズ6度目となるマニュファクチャラーズタイトルを確定した。“トヨタ カムリ”に先んじて2004年より“トヨタ タンドラ”で同シリーズに参戦しているトヨタは、2006年から2010年まで5年連続でのマニュファクチャラーズタイトルを獲得。3年ぶりのタイトル奪還となった。
オーナーズタイトルは、クラフトンの88号車を、23ポイント差でカイル・ブッシュ・モータースポーツの51号車が追っている。3位の3号車(シボレー)との差は46ポイントあるため、こちらもクラフトンがスタートを切れば、少なくとも“トヨタ タンドラ”の2台のどちらかのタイトル獲得が決まる。
最終戦となる次戦第22戦は11月15日(金)にホームステッド・マイアミ・スピードウェイで開催される。
ドライバー エリック・ジョーンズ
「ずっと待ち望んでいた勝利だ。でも5戦目で勝って、最年少優勝者になれたなんて信じられない。今年トラック・シリーズでこれらのコース(1.1マイル以下)での参戦年齢制限が下げられるまでは、こんな機会が来るとは思いもしなかった。今の気分を言葉にするのは難しい。長い間ここに立つのを夢見ていた。まだ実感が湧かないが、“トヨタ タンドラ”と共にヴィクトリーレーンに立ててこれ以上の喜びはない。今年の5戦共に戦ったクルーチーフやチーム、チームオーナーのカイル・ブッシュ、そして支援してくれた全ての人に感謝したい」
