NASCAR NATIONWIDE SERIES
第14戦 STP 300
開催日:6月4日

3台の“トヨタ カムリ”がトップ10フィニッシュ

 6月4日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第14戦「STP 300」が米国中部イリノイ州ジョリエットのシカゴランド・スピードウェイで開催された。
 この週末はスプリント・カップ・シリーズとキャンピング・ワールド・トラック・シリーズがカンザスで開催されており、シリーズレギュラーとスポット参戦をメインとしたドライバーラインナップでレースが行われた。

 3日(金)に2回に渡って練習走行が行われ、予選は4日(土)の午後3時35分から行われたが、17台目まで出走したところで、激しい雨に見舞われたために中断。そのまま予選はキャンセルとなり、規定に則り前日の練習走行のタイムによってグリッドが決定。
 ブライアン・スコットが8番手、ライアン・トゥルークスが9番手、スティーブ・ウォレスが10番手となり、7台の“トヨタ カムリ”が決勝へ進んだ。

 予選はキャンセルとなったがその後雨は止み、午後7時18分に1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。
 スタート直後は大きな順位変動はなかったが、26周目にコンペティション・コーション(予定されたコーション)が出され、全車ピットへ向かうと、17番手スタートだったケリー・バイアスがタイヤ2本交換作戦を採りジャンプアップ、2位で再スタート。31周目に一旦首位には立つが、タイヤが厳しくなり徐々に後退してしまった。
 その後はスコットがトップ10圏内を維持。62周目に2度目のイエローコーションが出された後はなかなかコーションが出ず、各車110周目過ぎからグリーン下でのピット開始。
 その直後にイエローコーションが出たが上位勢はピットインせず、139周目に出されたこの日4度目のイエローコーションでピットへ。残り60周弱という周回数は、燃料をフルに入れてもギリギリの距離であり、各車イエローコーションを期待しながらの、燃費勝負の終盤戦となった。
 144周目、マイケル・アネットが5位、スコットが7位で再スタート。アネットは順位を落とし、スコットがトップ5圏内へと浮上。前を行くライバルが燃料切れとタイヤパンクにより脱落し、194周目には3位へ浮上したが、198周目に痛恨の燃料切れ。ピットで“スプラッシュ・アンド・ゴー”と呼ばれる短い給油を行ったが大きく後退。
 最後はトップを争っていた2台もチェッカー目前で燃料切れになりながら、惰性でチェッカーを受けるという劇的な幕切れとなったが、トヨタ勢はこの争いに加われず、ベテランのケニー・ウォレスが最上位7位フィニッシュ。バイアスが8位、アネットが9位。スコットは17位に終わった。

 次戦第15戦は6月18日(土)、米国北東部ミシガン州ブルックリンのミシガン・インターナショナル・スピードウェイで行われる。

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