NASCAR NATIONWIDE SERIES
第30戦 Kansas Lottery 300
開催日:10月20日
チェッカー目前で首位のカイル・ブッシュが痛恨の燃料切れ
ジョーイ・ロガーノが3位フィニッシュ
10月20日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第30戦「Kansas Lottery 300」がカンザス・スピードウェイで開催された。
18日(木)4時間にわたる練習走行、19日(金)の午後にも2度の練習走行を行い、20日(土)決勝を前に、午前11時5分より予選開始。目下シリーズ2連勝中と好調なジョーイ・ロガーノが今季5度目となるポールポジションを獲得。チームメイトのブライアン・スコットが3番手、ベテランのケニー・ウォレスが4番手で2列目に並んだ。カイル・ブッシュも6番手と好位置につけ、11台の“トヨタ カムリ"が決勝へと進んだ。
午後2時49分、1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。ポールポジションのロガーノは序盤首位をキープ。チームメイトのスコットは、一時ロガーノに続く2位につけたものの、ハンドリングに苦しみ、14周目に単独スピン。この日最初のイエローコーションとなった。
再スタート後もロガーノは首位を守ったが、31周目にこの日2度目のイエローコーションが出され、全車ピットに向かうと、多くの車両が2本タイヤ交換を選択したのに対し、ロガーノは4本交換し、12位へと後退して再スタートとなった。
再スタートが切られてまもない40周目、先のコーションで順位をトップ10圏内へと取り戻していたスコットが再びスピン。この時はどこにも接触しなかったスコットだが、57周目にもスピンを喫し、壁にクラッシュ。ガレージでの長い修復を余儀なくされた。
舗装が全面的に改修されたせいもあってか、この日はスコット以外にもスピンが連発。イエローコーションが多発する中、ポジションを戻し上位を争っていたロガーノだったが、105周目、4位を争うリッキー・ステンハウス・Jr.(フォード)にアウト側に押される形となり、壁にヒット。ロガーノはステンハウス・Jr.共々、グリーン下でのピットによる修復を余儀なくされ、2周遅れとなってしまった。
その後も連発したイエローコーションを上手く利用し、ロガーノは140周目には首位と同一周回に復帰。
一方、トヨタ勢ではカイル・ブッシュが上位争いを展開。171周目にマイク・ブリスがスピンを喫したことでこの日11度目のイエローコーションが発生すると、175周目の再スタートで、Ky.ブッシュが見事首位に立った。
終盤、同じカップ・シリーズのレギュラーであるポール・メナード(シボレー)の猛追を受けながらも、首位をキープし続けたKy.ブッシュだったが、残り3周となった197周目、今大会がネイションワイド・シリーズのデビュー戦となったハル・マーティンが他車と絡んでクラッシュ。レースは車両排除のため6周延長され、“グリーン・ホワイト・チェッカー"で決されることとなった。
燃料が厳しい展開で、終盤レースが延長されることとなったが、上位勢はコース上に残り、数台のみが給油のピットへ。しかし、再スタートを待つフォーメーションラップ中の202周目、3位のサム・ホーニッシュ・Jr.(ダッジ)が燃料切れ。続いて8位につけていたK.ウォレスも燃料切れに見舞われ、K.ウォレスは実兄のマイク・ウォレス(シボレー)に押される形でピットへ。
再スタートが切られる直前には、Ky.ブッシュと最前列に並んでいたメナードがスローダウンと、上位が次々に燃料切れで脱落する波乱の展開となった。
Ky.ブッシュは好スタートで首位をキープ。自身のチームでのネイションワイド・シリーズでの初勝利を飾るかと思われたが、ファイナルラップの最終コーナーに入るところで、まさかの燃料切れに見舞われスローダウン。後続の逆転を許し、6位でチェッカー。
一時2周遅れになりながらも見事な追い上げを見せたロガーノがトヨタ勢最上位となる3位フィニッシュを果たした。
次戦第31戦は11月3日(土)、米国南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで行われる。
ドライバー ジョーイ・ロガーノ:
「ワイルドなレースだった。序盤からとにかくアンダーステア症状に苦しんだ。そしてフェンスに押しつけられてしまった。2周遅れになり、車両の修復を行ってリードラップに復帰するのは大変だった。クルーの素晴らしい修復作業のおかげで、可能な限り最上の順位でフィニッシュできたと思う。オーナーポイントの点で考えれば3位フィニッシュは良い結果だ」
