NASCAR NATIONWIDE SERIES
第32戦 Great Clips 200
開催日:11月10日

ジョーイ・ロガーノがレースを支配し今季9勝目!
“トヨタ カムリ”1-2フィニッシュ

 11月10日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第32戦「Great Clips 200」がフェニックス・インターナショナル・レースウェイで開催された。

 9日(金)の2回の練習走行を経て、10日(土)午前10時35分から予選が行われ、ジョーイ・ロガーノが今季6度目となるポールポジションを獲得。カイル・ブッシュが2番手で続き“トヨタ カムリ”が予選最前列を独占。今季初めてのネイションワイド・シリーズスポット参戦となるブライアン・ヴィッカーズが5番手、ブライアン・スコットが10番手につけ、13台の“トヨタ カムリ”が決勝に進んだ。
 今大会の前に、ヴィッカーズが来季ネイションワイド・シリーズにジョー・ギブズ・レーシングからフル参戦することが発表された。ヴィッカーズは2003年に、史上最年少(20歳)で同シリーズ(当時はブッシュ・シリーズ)のチャンピオンを獲得しているが、来季は10年ぶりのタイトル奪還を目指すこととなる。

 予選に続き、午後4時17分に1マイルオーバルを200周(200マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのロガーノは首位をキープしたが、2番手のKy.ブッシュはラインを外し、コース上のタイヤカスを拾ってしまい6位に後退。ヴィッカーズが7周目に2位に浮上し、ロガーノを追った。
 ロガーノは首位を快走。120周目、この日5度目のイエローコーションでのピット作業でブラッド・ケゼロウスキー(ダッジ)の先行を許したが、ぴたりと2位につけ追走すると、154周目、6度目のイエローコーションからの再スタートで首位を奪還した。
 その後方ではヴィッカーズとKy.ブッシュが2位、3位争いを展開。レースが終盤に入ると、スピンとクラッシュによるイエローコーションが連発。198周目には中団グループによる多重クラッシュが発生し、この車両排除のため10分間にわたって赤旗中断。レースは4周延長され、最後の2周“グリーン・ホワイト・チェッカー”で決されることとなった。

 最前列イン側を選択したロガーノは好スタートを切り、後続との差を引き離すと、そのままトップでチェッカー。ポール・トゥ・ウィンで今季9勝目を挙げた。一方でアウト側のヴィッカーズはサイド・バイ・サイドから2位争いを繰り広げ、これを抑えきって2位でフィニッシュ。“トヨタ カムリ”は1-2フィニッシュを飾った。Ky.ブッシュは4位、スコットが8位に入った。
 今大会の結果、オーナーポイント争いでは、ジョー・ギブズ・レーシングの18号車が2位に33点差を付け、タイトル獲得へ向け最終戦へ臨むこととなった。

 シーズン最終戦となる次戦第33戦は11月17日(土)、ホームステッド・マイアミ・スピードウェイで行われる。

ドライバー ジョーイ・ロガーノ:
「簡単な勝利ではなかった。どの再スタートでも、最初の数周はオーバーステア症状が酷かった。しかしある程度周回を重ねてからは好調だった。ブライアン(ヴィッカーズ)との首位争いは大変だったが、楽しめた。最後はちょっとコーションが多すぎたが、勝つことができ、最多勝利とポールポジションの記録を伸ばせたのは嬉しい。最終戦で10勝目を狙っていく」

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