NASCAR SPRINT CUP SERIES
第14戦 5-Hour Energy 500

開催日:6月12日

カイル・ブッシュが着実に3位フィニッシュ
デニー・ハムリンは無念のトラブルで3年連続勝利ならず

 6月12日(日)、米国東部ペンシルバニア州ロングポンドのポコノ・レースウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第14戦「5-Hour Energy 500」が開催された。

 3本のストレートを3つのコーナーで繋ぐ、独特の三角形に近い形状の2.5マイルオーバルは、“トリッキー・トライアングル”の愛称を持ち、スプリント・カップ・シリーズ戦は年に2回開催されている。

 このコースは、デニー・ハムリンが得意としており、これまでに通算4勝。6月の大会は2009年、2010年と連覇しており、3年連続勝利に期待がかかった。

 11日(土)午前11時10分から予選が行われ、ハムリンが2列目4番手を確保。デイビッド・ロイティマンが9番手につけ、12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 12日(日)午後1時19分に、2.5マイルトライオーバルを200周(500マイル:約800km)して競われる決勝レースがスタート。

 2列目4番手グリッドのハムリンは、好スタートで2位に上がると、2周目には早くも首位を奪取。みるみるうちに2位以下との差を広げていった。

 一方、昨年の春大会でハムリンに次ぐ2位に入り、1-2フィニッシュの一角を担ったカイル・ブッシュは、34番手と後方スタートを強いられ、序盤は中団グループでのバトルを繰り広げていたが、徐々にポジションを上げ、60周目過ぎにはトップ10圏内まで浮上。トップを快走するハムリン、トップ10圏内での走行を続けるケイシー・カーンと共に上位争いに加わった。

 19周目のイエローコーション以来なかなかコーションが出されず、2度にわたってグリーン下でのピット作業。ハムリンは2位以下に大差をつけていたが、77周目、2度目のグリーンピットの際に作業トラブルがあり、2位に後退。しかし、その後も首位争いにはとどまり、逆転のチャンスを待った。

 161周目、3位を走行していたハムリンが、突然のパンクに見舞われスローダウン。ピットへ戻りタイヤを交換したが、ダメージはブレーキ周りにも及んでおり、大きく後退を余儀なくされてしまった。

 無念の後退となったハムリンにかわり、チームメイトのKy.ブッシュがトップ5圏内でのバトルを展開。ポコノでの初勝利を狙ったが、惜しくも届かず、3位でフィニッシュ。

 やはり31番手と後方のスタートから前半戦はハンドリングに苦しんだマーティン・トゥルークス・Jr.が、後半着実にポジションを上げ10位でチェッカーを受けた。

 次戦第15戦は6月19日(日)、米国北東部ミシガン州ブルックリンのミシガン・インターナショナル・スピードウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「我々にとって本当に良い一日だった。序盤は若干不安定だったが、全力で問題を克服し、着実に3位という結果を得た。好調な“トヨタ カムリ”と良いセットアップ、そしてクルーによるピットロードでの素晴らしい作業でポジションを上げることができた。今日の3位はチームの力で得た結果だ」

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