NASCAR SPRINT CUP SERIES
第8戦 STP 400
開催日:4月21日
マット・ケンゼスがポール・トゥ・ウィンで今季2勝目!
トヨタはカンザスの週末も完全制覇
4月21日(日)、米国中西部カンザス州カンザスシティのカンザス・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第8戦「STP 400」が開催された。
19日(金)午後3時40分より予選が行われ、マット・ケンゼスがコースレコードを更新する速さを見せ、今季初となるポールポジションを獲得。直前の練習走行でクラッシュし、バックアップカーに乗り換えたカイル・ブッシュが5番手、マーティン・トゥルークス・Jr.が7番手、マーク・マーティンが8番手、地元カンザス州出身のクリント・ボウヤーが10番手につけ、12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
21日(日)午後12時20分に1.5マイルオーバルを267周(400.5マイル:約640km)して競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのケンゼスが好スタートで首位をキープした。
一方で5番手グリッドから3位まで順位を上げていたKy.ブッシュが4周目に単独スピン。イエローコーションとなり、Ky.ブッシュは最後尾近くへ大きく順位を落としてしまった。
序盤戦、ケンゼスが首位を譲ることなく快走する後方では、前戦レース後半を支配しながら惜しくも2位に終わったトゥルークス・Jr.がトップ5圏をキープ。しかし、74周目の3度目のイエローコーション時、ピット作業のペナルティによりポジションダウン。
103周目には、今レース苦戦を強いられていたKy.ブッシュが2度目のスピンを喫し、壁にヒット。バンクを下ってきたKy.ブッシュの車両に後続が衝突し、車両前部が大破。Ky.ブッシュは今季、第3戦以来5戦連続のトップ5フィニッシュを続けていたが、この記録も潰えることとなってしまった。
このイエローコーションで上位勢がピットへ向かう中、直前のコーションでピットタイミングをずらしていたトゥルークス・Jr.がコース上に残り、首位に浮上。その後はイエローコーションが出ず、164周目にグリーンピットを全車が終えた時点で、トゥルークス・Jr.が首位、ケンゼスはフロントグリルが異物でふさがれ水温が上昇したため予定よりも早めのピットを強いられ、4位へ後退。
173周目、休養中のデニー・ハムリンに代わり今大会も11号車をドライブし、20位前後を走行していたブライアン・ヴィッカーズがスピン。イエローコーションが出されると、残り周回の燃料を考慮し燃料戦略が分かれた。ここでボウヤー他数台がコース上に残り、ポジションアップ。ボウヤーが2位、ピットインしたケンゼスとトゥルークス・Jr.は9、10位で再スタート。
181周目に多重クラッシュでイエローコーションとなり、187周目に切られた再スタートでは、8位につけていたケンゼスが素晴らしいダッシュを見せ、190周目に2位に上がると、215周目にはついに首位を奪還した。
217周目にコース上の異物によりイエローコーション。各車最後までの給油のためにピットへ。ここでも首位を守ったケンゼスが、残り43周での再スタート後もポジションをキープ。
終盤戦は、首位を逃げるケンゼスとこれを追うケイシー・ケイン(シボレー)とのマッチレースとなったが、ケンゼスは逃げ切り、ポール・トゥ・ウィン。全267周中163周でリードラップ獲得とレースを支配し、見事今季2勝目を挙げた。トゥルークス・Jr.とボウヤーは4位、5位。ベテランのマーティンも後半追い上げ、9位でフィニッシュした。
前戦テキサスに続く連勝で、今季4勝目を挙げたトヨタは、マニュファクチャラーズランキングでも単独首位に躍り出た。また、前日のキャンピング・ワールド・トラック・シリーズでも“トヨタ タンドラ”が勝利を挙げており、前週のテキサスに続き、トヨタはカンザスの週末も完全制覇で終えることとなった。
次戦第9戦は4月27日(土)、米国東部バージニア州リッチモンドのリッチモンド・インターナショナル・レースウェイで行われる。
ドライバー マット・ケンゼス:
「ポールポジションからレースを支配し勝利できた。本当に素晴らしい“トヨタ カムリ”とチームだった。まるで夢のようだ。最後の15周は、特にターン3でオーバーステア症状に見舞われ、ケイシー・ケイン(シボレー)に追い着かれてしまった。彼の追い上げは脅威だったが、逃げ切ることが出来た。この素晴らしいチームと共に戦い、勝てて本当に嬉しい」
