NASCARスプリントカップ・シリーズは20日、シカゴランド・スピードウェイで第27戦の決勝レースが行われ、デニー・ハムリン(トヨタ・カムリ)が優勝。プレーオフとなる『チェイス・フォー・ザ・スプリントカップ(通称チェイス)』初戦を制し、次ラウンドへの進出権を手にした。

 今回の第27戦から最終戦の第36戦まで、これまで通り各ドライバーが参戦してのレースが行われるものの、第26戦までの戦績によってチェイスへの進出権を手にした16名のドライバーはチャンピオン争いを展開することになる。このチェイスでは、終盤10戦を3・3・3・1の4ラウンドに区切り、各ラウンドごとに下位4名が脱落(※レースには参戦するもチャンピオンの権利を失う)。最終戦ホームステッドに残った4名のうち、最上位フィニッシュしたドライバーがシリーズチャンピオンの座を手にする。

 今回のレースを制したハムリンは、降雨により予選が注視となったため練習走行のタイムで29番手から267周の決勝レースをスタート。ただ、序盤に前方車がスピンし、避けるために自身もハーフスピン。タイヤ交換のためピットへ向かい、ラップダウンを喫するとともに最後尾となる43番手までポジションを落としてしまう。

 ただハムリンはその後、ピットインのタイミングでラップバックを果たすとともに、上位に復帰。残り10周のイエローコーションでステイアウトを選択したハムリンは、3番手からのリスタートで首位を奪取すると、後続の追撃を退けてトップでチェッカー。優勝者はチェイス次ラウンドに進出することができるため、これによりハムリンは第32戦終了時まではチェイスを戦い続けることが確定した。

「チームが素晴らしい仕事で周回遅れから脱してくれた。後方スタートからでも、最後尾からでも優勝が可能だということは分かっていたよ。僕たちにはそれができる最高のマシンとチームがあるからね。チェイスの最高のスタートを切れたから、続く2週はレースを楽しむことができるよ。でも、チェイスが終わるまでプレッシャーが途切れることはない。まだまだ先は長いよ」と優勝後に語ったハムリン。

 2位にはカール・エドワーズ(トヨタ・カムリ)が入り、トヨタ陣営がチェイス初戦でワン・ツー・フィニッシュ。念願のシリーズチャンピオン獲得に向けて、トヨタ陣営がスタートダッシュを切った。3位にはカート・ブッシュ(シボレーSS)が入っている。

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