14日、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイでNASCAR開幕前のエキシビション戦『スプリント・アンリミテッド』が開催され、マット・ケンゼス(トヨタ・カムリ)が優勝した。

 このスプリント・アンリミテッドは、開幕戦デイトナ500(今年は22日に決勝開催)を前に例年開催されているノンタイトルのエキシビション戦。今年は、14年のチェイス進出者をはじめとした25名が参加し、エキシビションながらフィニッシュしたのは半数以下の12台という熾烈なサバイバル戦が展開された。

 75周で争われたレースでは、昨年最多勝利のブラッド・ケゼロウスキー(フォード・フュージョン)が22周目にウォールにヒットしてリタイアしたことを皮切りに、45周目にはジェイミー・マクマーレイ(シボレーSS)がスピンしたことにより14台のマシンが絡む大クラッシュも発生し、この日最初の赤旗中断に。また、レース終盤68周目には、トニー・スチュワート(シボレーSS)がスピンを喫し、グレッグ・ビッフル(フォード・フュージョン)とカート・ブッシュ(シボレーSS)が巻き込まれる形でクラッシュして2度目の赤旗が提示されるなど、大荒れの展開となった。

 そんなレースを制したのは、昨年ランキング7位のケンゼス。このレース最多となる28周をリードしたマーティン・トゥルークスJr.(シボレーSS)と最後まで首位を争ったものの、ケンゼスはきっちりとポジションを守ってコンマ2秒差でトップチェッカーを受けた。トゥルークスJr.が2位につけ、今季からトヨタ陣営に移籍し、ジョー・ギブス・レーシングでの初レースとなったカール・エドワーズ(トヨタ・カムリ)は3位に入った。

 一方、昨年王者のケビン・ハービック(シボレーSS)は、エドワーズと終盤まで3位を争っていたものの、後方のジョーイ・ロガーノ(フォード・フュージョン)にリヤをつつかれ、姿勢を乱して失速。これにより11位まで後退してレースを終えることとなった(ロガーノは6位獲得)。ハービックとロガーノは、ピットレーンに戻る際もマシンをぶつけあうなどレース後も火花を散らし、ピットでも放送禁止用語混じりの応酬を繰り広げるなど、コース外でもシリーズ戦さながらのホットな“バトル”が展開されたエキシビションとなった。

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