NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第23戦 Kroger 200
開催日:10月29日

デニー・ハムリンが地元でトラック・シリーズ初優勝!

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第23戦「Kroger 200」が10月29日 (土)にマーティンズビル・スピードウェイで開催された。

 28日(金)に2度予定されていた練習走行は降雨のために最初の1回しか行われず、29日(土)はスプリント・カップ・シリーズの予選がキャンセルとなってしまったが、その後雨は止み、午前10時40分からのキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ予選は無事に実施。今大会カイル・ブッシュ・モータースポーツの18号車で地元戦に出場となったデニー・ハムリンが3番手。トッド・ボダインが7番手、ティモシー・ペターズが9番手につけ、11台の“トヨタ タンドラ”が決勝に進んだ。

 予選のあと、スケジュールが変更されて行われたカップ・シリーズの練習走行を経て、午後2時19分、0.526マイルショートオーバルを200周(105.2マイル:約170km)して競われる決勝レースがスタート。2列目3番手スタートのハムリンは、20周目には2位に浮上。シボレー勢との激しい首位争いを展開。
 37周目、この日初めてのイエローコーションが出され、ハムリンら多くの車両がピットへ向かったが、ボダインを含めた4台はコース上に残り、42周目、ボダインが2位、ハムリンが7位、ペターズが10位でで再スタート。まもなくハムリンとペターズはポジションを上げ、ボダインと共に、上位のシボレー勢に次ぐ第2グループを形成。ハムリンはサイド・バイ・サイドのバトルの末にこのグループから抜け出すと、トップよりも1周あたりコンマ3秒近く速いタイムで追い上げを開始。77周目にはついに首位に立った。
 87周目、今季2度目の出場となるマット・ロフトンがスピンを喫し、この日3度目のイエローコーションが出されると、ピット戦略が別れた。先頭のハムリンを含めた上位勢がコースに残ったのに対し、ボダイン、ペターズらはピットへ向かいポジションダウン。
 ハムリンはその後、2回のイエローコーションでもピットに入らず、首位をキープ。131周目、6回目のイエローコーションでようやくピットへ向かい、コースに残ったデイビッド・スターが7位、マックス・パピスが10位、ブレンダン・ゴーアンが11位、ボダインとペターズが14位、ハムリンは18位まで順位を落として再スタートとなった。
 147周目、トップ10圏内を走行していたパピスが単独スピン。パピスはタイヤ交換と修復のためにピットへ向かい、25位まで順位を落としてしまった。
 このイエローコーションから、14位で再スタートを切ったハムリンは、残り48周で猛烈な追い上げを開始。まもなくトップ10圏内に浮上すると、165周目に7位、残り30周を切る頃には、4位まで順位を上げていた。
 8回目のイエローコーションからの再スタート直後、181周目には、19歳の女性ドライバー、ジョハンナ・ロングが直前のスピン車両を避けきれずクラッシュ。
 186周目、このイエローコーションからハムリンは2列目イン側の3位で再スタート。最前列のシボレー2台は、どちらもシリーズレギュラーでランキングを争っており、全く譲らぬままのサイド・バイ・サイドで第1ターンに進入。そのまま第2ターンを立ち上がった2台が、共にアウトにはらんでいった隙を逃さず、ハムリンは一気にインから首位を奪取。
 その後、首位を逃げるハムリンは2位以下との差を着実に広げ、トップでチェッカー。ペターズが8位、ゴーアンが9位、ボダインが11位でフィニッシュした。
 ハムリンは自身12戦目のトラック・シリーズ出場で、初めての勝利を地元マーティンズビルで挙げることとなり、NASCARのトップ3カテゴリー全てで勝利を挙げた23人目のドライバーとなった。  

 次戦第24戦は11月4日(金)にテキサス・モーター・スピードウェイで開催される。

ドライバー デニー・ハムリン:
「最後の再スタートで私の前にいたライバル達が、タイトル争いをしていることは知っていた。だからこそ、3ワイドでのバトルになって彼らに絡まないよう気をつけた。しかし、第1ターンから第2ターンにかけて絶好のチャンスが訪れた。素晴らしいバトルだった。終盤は、このコースで、これまでで最も厳しい50周だった。18位で再スタートを切って、追い上げていった。2ワイド、3ワイドのバトルを強いられ、順位を上げていくのはタフな作業であり、勝てるとは思わなかったが、最後になんとか勝つことができた。今回のレースを戦うチャンスをくれたカイル(ブッシュ:チームオーナー)に感謝している。トラックシリーズで初勝利を挙げることができ、トップ3カテゴリー全てで勝利を挙げたドライバーの仲間入りできたというのは、私自身にとって非常に大きな意味を持つことであり、光栄に思う」

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