NASCAR SPRINT CUP SERIES
第8戦 Aaron's 499
開催日:4月17日
ジョーイ・ロガーノがトップ10フィニッシュ
4月17日(日)、米国南部アラバマ州タラデガのタラデガ・スーパースピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第8戦「Aaron's 499」が開催された。
タラデガはNASCARが開催されるコースで最長の1周2.66マイル(約4.3km)を誇り、速度を抑えるためにリストリクター・プレートという部品で出力が制限されるが、それでも超高速でのバトルが展開される。このため、他の車両と連なって走る「ドラフティング」というテクニックが非常に重要となる。例年は複数台による長い隊列でのドラフティングが見られたが、今季は空力的な規則変更もあり、開幕戦デイトナで見られたような、2台ずつの隊列でのバトルが展開された。
15日(金)の練習走行を経て、16日(土)午前10時35分から予選が行われ、ブライアン・ヴィッカーズが9番手、ハイスピードオーバルを得意とし、スポット参戦するマイケル・ウォルトリップが12番手につけ、12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
17日(日)午後12時22分、2.66マイルオーバルを188周(500.08マイル:約800km)して競われる決勝レースのグリーンフラッグが振り下ろされた。
序盤は、31番手スタートから大きく順位を上げたケイシー・カーンと9番手スタートのヴィッカーズが、チームメイト同士の隊列で上位争いを展開。しかし、28周目にヴィッカーズはバランスを崩した他車に接触され、スピン。ポジションを落としてしまった。
ヴィッカーズを失い、別のドラフティングパートナーと上位復帰を目指していたカーンは、90周目に多重クラッシュに巻き込まれ、車両後部から出火。こちらもガレージでの修復を余儀なくされてしまった。
一方、ランキング上位争いにつけているカイル・ブッシュは34番手と後方スタートながら、同様に36番手からスタートしたチームメイトのジョーイ・ロガーノとの隊列で上位に浮上。前日に1-2フィニッシュを果たしたコンビでの快走に連続勝利の期待が高まった。
その後、29番手スタートからやや遅れながらも上位へとポジションアップを果たしたデニー・ハムリンとロガーノがパートナーとなり、Ky.ブッシュは実兄であるカート・ブッシュ(ダッジ)との隊列で首位を快走。しかし、128周目、3度目のイエローコーション時のピットで、Ku.ブッシュが作業トラブルで後退したため、再びKy.ブッシュはロガーノとのコンビで上位を争うこととなった。
140周目、首位を争っていたKy.ブッシュが後方のロガーノからプッシュされている状況でバランスを崩しスピン。後続が突っ込み、多重クラッシュとなってしまった。このクラッシュでKy.ブッシュは車両に大きなダメージを負い、無念の後退。ハムリンも壁に接触したダメージ修復のために若干ポジションを落としてしまった。
かわって“トヨタ カムリ”勢を引っ張ることとなったのはマーティン・トゥルークス・Jr.とデイビッド・ロイティマン。177周目にこの日最後の再スタートが切られた後、首位争いを展開したが、徐々にライバルの先行を許し、最後はトップ4グループが横一線、1位と2位の差がわずか千分の2秒という僅差の争いに加わることができず、それぞれ13位、14位でフィニッシュ。“トヨタ カムリ”勢の最上位は10位でチェッカーを受けたロガーノだった。
次戦第9戦は4月30日(土)、米国東部バージニア州リッチモンドのリッチモンド・インターナショナル・レースウェイで行われる。
ドライバー ジョーイ・ロガーノ:
「チームにとって良い結果だ。ようやく今季初めてのトップ10フィニッシュを果たすことができた。この勢いを維持して更なる上位を狙って行かなくてはならない。チームメイト(カイル・ブッシュ)をクラッシュさせるつもりはもちろん無かった。カイルと私は上手くレースを運んでいた。昨日は勝利も挙げており、今日も同じ結果を願っていた。お互い上手く走っていたし、コミュニケーションも良かった。我々は速く走るために何をすべきかわかっていたが、それがあのような結果に繋がってしまった。これもレースだ」
