NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第18戦 fred's 250
開催日:10月19日

チェッカー目前、上位グループ3ワイドでの“ビッグ・ワン”
逃げ切ったジョニー・ソーターが今季3勝目。“トヨタ タンドラ”1-2フィニッシュ

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第18戦「fred's 250」が10月19日(土)にタラデガ・スーパースピードウェイで開催された。

 全22戦で争われる同シリーズも残り5戦。シリーズタイトル争いでは、“トヨタ タンドラ”を駆るマット・クラフトンが2位に40ポイント以上の差をつけ、ランキング首位につけている。

 NASCAR最長の超高速オーバル、タラデガでは、同シリーズ戦は2006年より開催されているが、過去7戦中“トヨタ タンドラ”が5勝を挙げている。

 18日(金)午後4時10分より予選が行われ、過去2勝を挙げているカイル・ブッシュが3番手、Ky.ブッシュのチームで走るジョーイ・コールターとダレル・ウォレス・Jr.が9,10番手につけ、12台の“トヨタ タンドラ”が決勝へと進んだ。

 19日(土)午後3時22分、2.66マイルオーバルを94周(250.4マイル:約400km)して競われる決勝レースがスタート。予選後に許可されていない調整を行ったとして、ティモシー・ペターズとクリス・クックラム、クラフトンの3台は後方グリッドへと後退してスタートを切った。

 この日最初のイエローコーションから、14周目に再スタートが切られると、11位につけていたクリス・フォンテインをKy.ブッシュが押す形で一気に順位を上げ、フォンテインが首位浮上。

 20周目、クックラムの左フロントタイヤがバーストし、2度目のイエローコーションが出されると、全車ピットへ向かったが、ここでクラフトンが1周遅れでピットインするという作戦に出て、リードラップボーナスを獲得。このピット作業では、Ky.ブッシュが首位に立った。

 35周目にはコールターが首位。39周目には、今季ネイションワイド・シリーズにレギュラーで出場、昨年のトラック・シリーズタラデガ戦を制しているパーカー・クリガーマンが、チームオーナーのKy.ブッシュからのプッシュを受けて首位に立つと、ジャーマン・キロガが続き、“トヨタ タンドラ”が3台並んでの首位グループを形成した。

 50周目過ぎからグリーンピットが始まり、首位に立ったKy.ブッシュらがピットインした55周目に、他車のクラッシュによりイエローコーション。順位は大きくシャッフルされ、Ky.ブッシュが首位、ウォレス・Jr.が2位で再スタート。

 66周目、4ワイドでの激しいバトルとなった中団グループで“ビッグ・ワン”が発生。前戦ラスベガスで勝利を挙げたティモシー・ペターズ、クックラム、キロガを含む6台が絡むクラッシュでこの日4回目のイエローコーションとなった。

 80周目と88周目にも多重クラッシュが発生。好走を見せていたコールターが巻き込まれレースを終えることとなってしまった。

 92周目、残り3周での再スタートが切られると、ロス・チャスティン(フォード)をクリガーマンが押すペアと、ジョニー・ソーターとクラフトンのチームメイト同士のペアがそれぞれタンデムドラフトによるサイド・バイ・サイドで首位争いを展開。そこに後方からダコダ・アームストロング(シボレー)をプッシュするKy.ブッシュのペアが加わり、この6台が3ワイド状態でファイナルラップに突入した。

 長い時間ドラフティングの後方につけているとラジエータに空気が当たらず、オーバーヒート症状に見舞われるが、クラフトンやKy.ブッシュはこの症状でボンネット横から水蒸気を噴きながらも、チェッカーを目指しプッシュを続けた。

 ファイナルラップの最終コーナー、3つの隊列はほぼ横並びのまま立ち上がってきたが、その後方から追ってきた車両がバランスを崩し、アウト側のKy.ブッシュに接触。これが引き金となり、チェッカー目前での“ビッグ・ワン”が発生。上下逆さまになって宙を舞う車両が出るほどの大クラッシュで、Ky.ブッシュ、ウォレス・Jr.、クリガーマン、フォンテインら12台が巻き込まれた。この中には、ソーターを押していたクラフトンも含まれたが、ソーターだけはかろうじて逃げ切り、ただ一台クラッシュを避けた形でトップチェッカー。大混乱のレースで、ソーターは開幕2連勝以来となる今季3勝目を挙げた。

 大混乱の中、上手くかわしたデイビッド・スターが2位に入り、大ベテランが今季初のトップ5フィニッシュ。“トヨタ タンドラ”は1-2フィニッシュとなった。

 クラッシュには巻き込まれたもののクリガーマンが4位。タウンリーが7位。クラフトンは9位、Ky.ブッシュが10位となった。

 クラフトンは9位に終わったが、ランキングを争うライバルがクラッシュなどで下位に沈んだため、ランキング首位の座は変わらず、2位との差を57ポイントまで広げることとなった。

 次戦第19戦は10月26日(土)にマーティンズビル・スピードウェイで開催される。

ドライバー ジョニー・ソーター
「信じられない。チームやトヨタ、TRD、その他支援してくれた全ての人に感謝する。そしてもちろん、プッシュしてくれたチームメイトのマット・クラフトンにも。我々は最高のチームワークでこの勝利を勝ち取ったと思う。不運にも彼はクラッシュに巻き込まれてしまったようだが、この勝利はチームにとっても非常に大きなものだ」

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