9日、アメリカ・ニューヨーク州のカナンデーグア・モータースポーツパークで開催されていたスプリントカー・レースで、NASCARスプリントカップに参戦する三度のチャンピオン、スチュワート-ハース・レーシングのチーム代表兼ドライバーのトニー・スチュワートが別のドライバーをはねてしまい、死亡する事故が起きた。

 アメリカで高い人気を誇るNASCARスプリントカップでは、参戦するドライバーが他のエースに参加することも多いが、カナンデーグアのダートトラックで開催されたスプリントカーに参戦したスチュワートが、思わぬ事故に遭遇した。

 9日夜に開催されたこのレースで、スチュワートはゼッケン14番のマシンをドライブしゼッケン13番のケビン・ウォードJrと競り合っていた。しかし、ターン2でスチュワートとウォードJrのマシンが軽く接触。ウォードJrはスピンしながらクラッシュし、マシンを止めた。

 接触に激高したウォードJrは、マシンを降りるとスチュワートを指差しながら、レースが展開されているダートトラックを歩行。1周後、スチュワートのマシンが通りかかると接近し、スチュワートの前を走っていたマシンはウォードJrを避けたものの、背後にいたスチュワートのマシンにヒット。ウォードJrはトラック上に投げ出された。

 ウォードJrは駆けつけたメディカルの対応の後、病院に搬送されたが死亡が確認された。オンタリオの保安官により事故が調査されたが、スチュワートは「非常に動揺している」状況ながら、全面的に調査に協力しているという。

 スチュワート-ハース・レーシングは、この事故を受けて「トニー・スチュワートが参加していたレースで、悲劇的な事故に遭遇した。トニーは無傷だったが、レースを戦った仲間の命を失った。我々の思いと祈りは、彼の家族と友人にある。我々はまだ詳細を整理しようとしているところだ」とするリリースを発行している。

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