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投稿日: 2011.05.31 00:00
更新日: 2018.02.23 12:22

NASCARネイションワイド:デビュー戦ライコネンは27位


NASCAR NATIONWIDE SERIES
第13戦 Top Gear 300
開催日:5月28日

カイル・ブッシュが首位を争い3位フィニッシュ
シリーズデビュー戦のキミ・ライコネンは27位に終わる

 5月28日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第13戦「Top Gear 300」がシャーロット・モーター・スピードウェイで開催された。

 28日(土)決勝を前に午前10時10分から予選が行われ、カイル・ブッシュが2列目4番手。チームメイトのジョーイ・ロガーノが11番手、ブライアン・スコットが12番手。前週のキャンピング・ワールド・トラック・シリーズに続いてのNASCAR挑戦で注目を集める元F1世界チャンピオンのキミ・ライコネンは“トヨタ カムリ"を駆り22番手につけ、10台の“トヨタ カムリ"が決勝へと進んだ。

 午後2時48分に1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。スタート直後は若干順位を落としたKy.ブッシュだったが、25周目にコンペティション・コーション(予定されていたコーション)が出されると、ピットで調整を施し、追い上げを開始。40周目には3位、42周目には2位に浮上し、首位を逃げるケヴィン・ハーヴィック(シボレー)との激しい首位争いを展開した。

 60周目にKy.ブッシュはついにハーヴィックをアウトサイドからパスし、この日初めて首位を奪取。2位以下との差を広げていった。

 一方、22番手からスタートを切ったライコネンは、70周目過ぎから連続で発生したイエローコーションからの再スタートでポジションアップ。99周目には壁に軽く接触することもあったが、15位前後まで順位を上げ、バトルを展開。

 複数回のイエローコーションでも、首位を維持していたKy.ブッシュだったが、レースが折り返した100周目前後から、調子を上げてきたフォード勢の追い上げを受け、惜しくも先行を許してしまった。

 その後はイエローコーションが出ず、130周目前後から各車グリーン下でピットイン。マイケル・アネットが最後までピットインを粘り、145周目に首位に立った直後にピットへ向かうと、Ky.ブッシュは3位に復帰。しかし、ライコネンはピットロードでのスピード違反ペナルティを科され、3周遅れの29位へと大きく後退してしまった。

 148周目にこの日5度目のイエローコーションが出されると、首位につけていたマット・ケンゼス(フォード)はピットへ向かったが、2位のカール・エドワーズ(フォード)、3位のKy.ブッシュを含む4台がコース上に残り、Ky.ブッシュは2位で再スタート。エドワーズとのサイド・バイ・サイドでの首位争いを展開したが、エドワースの前に出るには至らず。

 Ky.ブッシュは158周目に追い上げてきたケンゼスの先行も許し、終盤戦は前を行く2台を追ったが、惜しくも届かず、3位でチェッカーを受けた。7位にスティーブ・ウォレス、8位にブライアン・スコットが入った。キミ・ライコネンは27位に終わった。

 次戦第14戦は6月4日(土)、米国中部イリノイ州ジョリエットのシカゴランド・スピードウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「我々にとっては良いレースだった。我々の“トヨタ カムリ"はレース中盤までは本当に絶好調だった。残念ながら、最後は若干速さが足りなかった。大きな調整はなかったし、実際バランスは良くなっていた。しかし、ラウシュの2台(カール・エドワーズとマット・ケンゼス)を破るだけの速さはなかった。しかし、チームの素晴らしい仕事には感謝している。3位という結果を得られて、オーナーポイントも稼ぐことができ、良い一日だった」

ドライバー キミ・ライコネン:
「序盤は調子が良く、再スタートではオーバーテイクも可能だった。しかし、途中からハンドリングが悪化し、アンダーステア症状のためにほとんどコーナーでは停まらなくてはならないような状況になってしまった。練習走行でも同じ状況になり、その後それは改善されたのだが、何かが上手く行かなかった。中盤の再スタートでの調子は本当に良かったので、あの好調が維持できていれば上位でフィニッシュできたと思う」


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