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投稿日: 2011.09.12 00:00
更新日: 2018.02.23 12:39

NASCARネイションワイド:Ky.ブッシュが8勝目


NASCAR NATIONWIDE SERIES
第27戦 Virginia 529 College Savings 250
開催日:9月9日

カイル・ブッシュがシリーズ通算51勝目!
ライアン・トゥルークスがキャリア最高の4位フィニッシュ

 9月9日(金)にNASCARネイションワイド・シリーズの第27戦「Virginia 529 College Savings 250」がリッチモンド・インターナショナル・レースウェイで開催された。

 9日(金)の一日で全ての走行スケジュールを終える今大会、午前中に2回にわたって行われたプラクティスに続き、午後4時5分から予選が行われ、カイル・ブッシュが2列目3番手グリッドを確保。シリーズレギュラーのケニー・ウォレスが5番手、スティーブ・ウォレスが7番手、名門ジョー・ギブス・レーシングから2戦目の出場となる19歳のルーキー、ライアン・トゥルークスも10番手につけ、7台の“トヨタ カムリ"が決勝に進んだ。

 午後7時41分に、0.75マイルオーバルを250周(187.5マイル:約300km)して競われる決勝レースがスタート。予選で10番手につけたR.トゥルークスは、スタート直前に電装系のトラブルに見舞われ、かろうじてスタートには間に合ったものの、最後尾近くからの追い上げを余儀なくされてしまった。

 3番手スタートのKy.ブッシュは、スタートで2位に上がると、カール・エドワーズ(フォード)とサイド・バイ・サイドでのバトルを展開。狭いコースで一歩も譲らぬ激戦を繰り広げた。

 68周目にクラッシュによりこの日初めてのイエローコーションが出され、全車ピットイン。この時点で、15位前後まで素晴らしい追い上げを見せていたR.トゥルークスは、ピット作業にも助けられ、12位で再スタート。3位をキープしたKy.ブッシュは、得意の再スタートを決め、首位に立った。

 しかし、この日は圧倒的な速さを見せたエドワーズとのバトルの末に、再び首位を奪われ、2位に後退。その後も、ピット作業と再スタートのダッシュでKy.ブッシュが首位に出るが、サイド・バイ・サイドのバトルの末にエドワーズが逆転、というレースが繰り返された。

 一方で、中盤にはトップ10入りを果たしていたR.トゥルークスと、5番手スタートから常にトップ10圏内をキープし続けるK.ウォレスが好走。Ky.ブッシュと首位を争うフォード2台を追う形となった。

 209周目、上位を争っていたケヴィン・ハーヴィック(シボレー)とトレヴァー・バイン(フォード)が接触しクラッシュ。この日6度目のイエローコーションが出され、全車最後のピットイン。ここで、首位のエドワーズがピット作業でタイムロス。Ky.ブッシュが首位に立つと共に、素晴らしいピット作業を見せたR.トゥルークスは、8位から3位へと一気にジャンプアップ。

 220周目、残り30周での再スタートが切られると、Ky.ブッシュは首位をキープ。エドワーズからの猛追を受けたが、ピット毎の調整で、着実に調子を上げていったKy.ブッシュが最後は逃げ切り、見事今季8勝目を挙げた。Ky.ブッシュはこの勝利で、ネイションワイド・シリーズで自身が持つ通算勝利数記録を51へと伸ばした。

 R.トゥルークスは自己最高となる4位フィニッシュ。K.ウォレスも“トヨタ カムリ"での自己最高位となる5位に入り、“トヨタ カムリ"は3台がトップ5フィニッシュを果たした。

 次戦第28戦は9月17日(土)、シカゴランド・スピードウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「カール(エドワーズ)は確かに速かった。序盤我々は恐らく3番手か4番手くらいの速さだと思われた。その後、調整していったことで最後は2番手の速さまで上げていった。そして、レースを通しての我がチームのピット作業の速さが、相手チームにプレッシャーを与え、最後のピットでの結果になったんだと思う。ずっと彼を追い続けた結果、最後は良いポジションと良い“トヨタ カムリ"を得て、勝つことができた」


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