NASCAR NATIONWIDE SERIES
第30戦 Dollar General 300
開催日:10月11日
カイル・ブッシュがポール・トゥ・ウィンで今季11勝目!
10月11日(金)にNASCARネイションワイド・シリーズの第30戦「Dollar General 300」がシャーロット・モーター・スピードウェイで開催された。
10日(木)の練習走行を経て、11日(金)午後4時5分から予選が行われ、カイル・ブッシュが今季9度目のポールポジションを獲得。最初の練習走行でトップタイムをマークするなどここのところ早さを示しているルーキー、アレックス・ボウマンが6番手、ブライアン・ヴィッカーズが9番手で続き、13台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
今回の予選ではスピンする車両が続出。シリーズランキング上位につけ、タイトルを争うエリオット・サドラーもスピンを喫し、オーナーポイントにより決勝進出を決めたが、グリッドは37番手と後方からのスタートを強いられることとなった。
予選に続き、午後7時47分、1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。
ポールポジションのKy.ブッシュは好スタートで首位を守ったが、ハンドリングに苦しみ、6周でその座を譲ることに。しかし、3位をキープし逆襲のタイミングを伺った。一方、15番手と中団スタートを強いられたマット・ケンゼスも11周目にはトップ10圏内に浮上。
イエローコーションが出ないまま、50周目あたりからグリーンピットが始まり、全車がピットを終えた直後の52周目、多重クラッシュが発生。トップ10を伺う位置にいたサドラーとヴィッカーズに加え、エリック・マクルーアも巻き込まれてしまった。サドラーはピットインし修復してコースに戻ったが、ヴィッカーズの車両はダメージが大きく、ガレージでの修復を余儀なくされた。
60周目に再スタートが切られたが、周回遅れから追い上げをはかっていたサドラーが67周目に単独スピン。車両後部から壁にヒットし、サドラーはここでレースを終えることとなってしまった。
76周目にKy.ブッシュ5位、ケンゼス7位で再スタート。この2回にわたるイエローコーションでは、上位勢はピットに入らなかったが、90周目にこの日3度目のイエローコーションが出されると、全車ピットへ。ここで、大半の車両が4本タイヤを交換するのに対し、唯一2本タイヤ交換作戦をとったケンゼスがトップに浮上した。
14周にわたって首位を走行したケンゼスは、105周目に2位に後退。5位での再スタートから追い上げてきたKy.ブッシュとの2位争いを繰り広げることとなった。
112周目にマクルーアがスピンし、壁にクラッシュ。このイエローコーションでは、ボウマンを含む4台がコース上に残り、Ky.ブッシュ、ケンゼスら上位勢はピットへ。ピット組もタイヤ交換の作戦が分かれた。Ky.ブッシュはタイヤ無交換で、トップでピットアウト。ボウマンが2位、Ky.ブッシュ5位、ケンゼス9位で116周目に再スタート。
しかし、最初のピットでも2本交換のため、タイヤの厳しいケンゼスは徐々に後退。一方で、Ky.ブッシュは2位までポジションを上げた。
残り周回が50周を切り、各チーム最後の給油タイミングを計り始めた156周目にこの日5度目のイエローコーション。全車ピットへ向かうと、素晴らしいピット作業に助けられ、Ky.ブッシュが首位に浮上した。クリガーマンが8位、ケンゼスが11で残り38周で再スタート。
Ky.ブッシュは再スタートで首位を守ったが、ライバルの追い上げを受け、180周目に先行を許すことに。しかし、離されずトップ逆転のチャンスを待ったKy.ブッシュは、残り8周で首位奪還に成功。その後もサイド・バイ・サイド、テール・トゥ・ノーズでの接近戦が続いたが、逃げ切ったKy.ブッシュがトップでチェッカーを受け、今季11勝目を挙げた。この勝利は今季8度目のポール・トゥ・ウィンであり、シリーズ通算20ポール・トゥ・ウィンと共にシリーズ新記録を更新した。
ケンゼスが追い上げて5位、クリガーマンが9位に入った。シリーズタイトルを争っているサドラーとヴィッカーズはそれぞれ36位、31位に終わり、ランキングでは上位との差を広げられてしまった。
一方で、オーナーポイントでは、今回Ky.ブッシュが駆った54号車の“トヨタ カムリ”がわずか4ポイント差ながら逆転し、首位に浮上。とはいえ、シリーズはまだ3戦残されており、予断を許さない状況は最終戦まで続きそうだ。
次戦第31戦は11月2日(土)、米国南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで行われる。
ドライバー カイル・ブッシュ
「ここシャーロットに来てレースを戦うのは本当に楽しいが、今夜はチャレンジだった。序盤、首位の座を失い、今日は勝てないかとも思った。しかし、時間はかかったが何とか首位に戻ることが出来た。オーナーポイントでは、シーズン序盤にアクシデントに見舞われたりしたことで出遅れたが、残り3戦で首位に立てて嬉しい。今日の勢いを活かし、終盤4連勝を狙いたい」
