NASCAR SPRINT CUP SERIES
第19戦 LENOX Industrial Tools 301
開催日:7月15日

猛追及ばず。デニー・ハムリンが2位、クリント・ボウヤー3位

 7月15日(日)、米国北東部ニューハンプシャー州ロードンのニューハンプシャー・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第19戦「LENOX Industrial Tools 301」が開催された。
 年間36戦という長いシーズンも、折り返しを過ぎ、後半戦に入った。最後の10戦で12台がタイトルを争うプレーオフ“チェイス”決定までは今大会を含め残り8戦。トヨタ勢は前戦ジョーイ・ロガーノが“チェイス”圏内に浮上したが、まだまだ予断は許さない状況となっている。
 また、年2戦開催されるロードンは“チェイス”の1戦目にもスケジュールされており、そのためのデータ収集にも重要な一戦となる。
 ロードンでは、2009年6月の降雨短縮となったレースで、ロガーノがシリーズ最年少優勝記録(19歳1ヶ月4日)を更新する初勝利を挙げている。また、ロードンは2007年、“トヨタ カムリ”がスプリント・カップ・シリーズ(当時はネクステル・カップ・シリーズ)で初めてのポールポジションを獲得したコースでもある。

 13日(金)午後3時40分より予選が行われ、カイル・ブッシュが0.003秒という僅差で今季初となるポールポジションを獲得。デニー・ハムリンがこちらも2番手と千分の1秒差で3番手グリッド。マーティン・トゥルークス・Jr.が4番手、クリント・ボウヤーが5番手と予選トップ5のうち4台をに“トヨタ カムリ”が占める速さを見せ、12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 15日(日)午後1時16分、1.058マイルオーバルを301周(318.458マイル:約512km)して競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのKy.ブッシュが順当なスタートを切り、ハムリンがこれに続いた。
 イエローコーションが出ないまま、65周目あたりからグリーン下でのピット作業が始まり、首位のKy.ブッシュは67周目にピットへ。しかし、ここでKy.ブッシュは右リアタイヤの作業で手間取りタイムロス。加えてピットロードでのスピード違反も取られ、20位と大きくポジションダウンしてしまった。
 かわって首位に立ったのはハムリン。89周目にこの日初めてのイエローコーションが出されると、1台を除いて全車ピットへ。タイヤを2本交換したハムリンはトップでピットアウト。Ky.ブッシュはタイヤ交換せず、10位へと順位を上げた。
 再スタートで、コース上に残った首位の車両をパスしたハムリンは、その後独走状態に。再度のグリーンストップを経て、ハムリンと2位以下との差は一時5秒以上にも広がった。
 189周目にこの日2度目のイエローコーション。ほぼ全車がピットへと向かったが、直前のグリーンピットを最後まで引っ張ったKy.ブッシュはコース上に残り、首位に浮上。他車とは異なるピット戦略での逆転を狙った。

 Ky.ブッシュが首位、ハムリンが2位で再スタートが切られると、ハムリンは首位を奪い、Ky.ブッシュがこれを追う展開に。
 Ky.ブッシュは232周目、フルタンクでの残り周回がギリギリのタイミングでグリーンピット。しかし、不運なことに、その直後にこの日3度目のイエローコーションが発生してしまった。上位勢は最後のピットへ。一旦周回遅れになったKy.ブッシュはこのイエローコーション中に首位と同一周回に復帰したものの、18位と大きく順位を落としてしまった。
 上位勢の多くが2本タイヤ交換作戦を採る中、4本タイヤを交換したハムリンは12位に後退。トヨタ勢ではボウヤーが4位で再スタート。好ダッシュを見せたボウヤーは2位に浮上した。
 12位へと後退したハムリンは、猛烈な追い上げを開始。再スタート後10周でトップ5圏内へ。277周目には、ついにボウヤーを捉え、2位に浮上した。
 残り20周強のその時点で首位との差は3秒あまり。周回遅れも出てくる中、じりじりとこの差を詰めていったハムリンだったが、惜しくも届かず。
 全301周中151周で首位を走行したハムリンは2位でチェッカー。ボウヤーが3位で続いた。トゥルークス・Jr.が11位。ロガーノが14位。今大会スポット参戦となったブライアン・ヴィッカーズが15位。72周首位を走行したKy.ブッシュは終盤ハンドリング不調で順位を上げられず、16位に終わった。

 次戦第20戦は7月29日(日)、米国中部インディアナ州インディアナポリスのインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー デニー・ハムリン:
「できることはやった。可能な限りハードにプッシュしたが、わずかに足りなかった。もし彼を捉えることができていたら、もっと面白いことになっていたと思うが、周回が足りなかった。最後のピットストップで、クルーチーフは2本交換作戦を望んでいたが、私が彼にタイヤを交換して欲しいと伝えたところ、彼は4本交換だととってしまった。ちょっとしたミスコミュニケーションで2位となってしまった。正直なところ、10位以下に落ちてしまったことで、トップ5フィニッシュできればいいと思っていたが、その後更に上位を狙えるとわかり、最後はプッシュした。もう4周か5周欲しかった。しかし我々の“トヨタ カムリ”は最後まで素晴らしく速く、面白いレースを見せられたと思う」

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