クライスラー・グループのハイパフォーマンス&モータースポーツ部門であるSRT(ストリート・アンド・レーシングテクノロジー)は、2012年限りでダッジ・ブランドによるNASCARスプリントカップ・シリーズ/ネイションワイド・シリーズからの撤退を明らかにした。

 NASCARの最高峰カテゴリーであるスプリントカップ・シリーズには、2004年からトヨタが参戦を開始し、アメリカの3メーカー(フォード、シボレー、ダッジ)とトヨタによる4メーカーでの争いが展開されてきた。ダッジのNASCAR参戦の歴史は古く、1950年代からその名を記してきたが、1977年に一時撤退。2001年に復帰し、以降継続して参戦してきた。

 そんな中、ダッジの主力チームとして多くの勝利を得てきたペンスキー・レーシングが、2013年からフォードに移ることに決定。主力開発チームを失うことになったダッジの動向に注目が集まっていた。

 すでにダッジは2013年に向け、魅力的なフォルムをもつ新型車両を公開するなど、来季に向けた動きをみせていたが、一転して7日、SRTのCEOを務めるラルフ・ジルは、2012年限りでダッジのNASCAR撤退を明らかにした。

「NASCARとの将来の関係のため、オプションをすべて確認し、評価するのに5カ月もの期間を要した。それほどまでに難しい決断だった。チームはビジネスを構築してくれようと一生懸命やってくれたし、チーム、スポンサーから素晴らしい関心も得ていた。しかし、最終的に正しい構造を構築することができなかった」

「我々が2013年シーズンにNASCARからいなくなるという決断をくだすことは、ファンのことを考えたら本当に難しい判断だった」

 なお、ジルによれば今回の撤退は「経済的な理由ではない」としている。

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