NASCAR SPRINT CUP SERIES
第2戦 Subway Fresh Fit 500
開催日:3月4日
デニー・ハムリンが今季初勝利!
“トヨタ カムリ”5台がトップ10フィニッシュ
3月4日(日)、米国南西部アリゾナ州エイボンデールのフェニックス・インターナショナル・レースウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第2戦「Subway Fresh Fit 500」が開催された。
前戦「Daytona 500」が2度の延期により月曜日深夜にレースを終えてから僅かな日程で、NASCARは米国東海岸から西側のフェニックスへと舞台を移しての激戦が展開された。
フェニックスでは、昨年カイル・ブッシュがネイションワイド・シリーズとキャンピング・ワールド・トラック・シリーズを制し、週末3カテゴリー完全制覇なるかと期待されたが、惜しくも2位に終わっている。
3日(土)午後12時35分から予選が行われ、今季より“トヨタ カムリ”を駆ることとなった53歳のベテラン、マーク・マーティンがポール・ポジションを獲得。9番手グリッドにジョーイ・ロガーノ、Ky.ブッシュは12番手グリッド。デニー・ハムリンが13番手グリッドで続き、12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
ポールポジションのマーティンはここフェニックスでの最年長優勝記録(2009年:50歳3ヶ月)を保持、Ky.ブッシュもフェニックスでの最年少優勝(2005年:20歳6ヶ月)を挙げており、2人の活躍にも期待がかかった。
4日(日)午後3時17分、1マイルオーバルを312周(312マイル:約500km)して競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのマーティンは1周目は首位を守ったが、2周目の第1コーナー進入で順位を落とし、8位に後退。ポジションを上げてきたロガーノ、Ky.ブッシュ、ハムリンらと共にトップ10争いを展開した。
16周目、16番手スタートからポジションを守っていたクリント・ボウヤーの右前タイヤがバーストし、イエローコーション。ボウヤーは25周目にもタイヤバーストに見舞われ、大きく順位を落としてしまった。
その後はハムリンとKy.ブッシュがトップ5圏内で上位を追う展開。Ky.ブッシュは68周目に実兄のカート・ブッシュ(シボレー)をパスして2位に浮上。112周目に他車のクラッシュによりこの日3度目のイエローコーションが出されると、2本タイヤ交換としたKy.ブッシュは首位に立った。
ケヴィン・ハーヴィック(シボレー)との激しい首位争いを繰り広げたKy.ブッシュであったが、170周目あたりで異常振動を感じ、ライバル勢よりも若干早い180周目にグリーン下でピットイン。
その後イエローコーションが出ないため各車グリーン下でのピットとなり、ほぼ全車がピット作業を得た210周目過ぎには、マーティンとハムリンが2位、3位に復帰。
229周目にこの日5度目のイエローコーションが出されると、多くの車両がピットへ向かう中、トゥルークス・Jr.がコース上に残り首位に浮上した。
247周目と257周目にもイエローコーションとなり、トゥルークスらは給油とタイヤ交換のためにピットインしたが、ハムリンはピットへ入らず、そのまま最後まで走りきる作戦を選択。同じくコース上に残る選択をしたライバル勢と共に、上位は燃費レースとなった。
最後まで無給油で走りきるにはぎりぎりの条件にもかかわらず、ハムリンは再スタート後、後続を大きく引き離し独走。終盤ハーヴィックの追い上げを受けたが、ハーヴィックは残り2周で燃料切れの症状を呈し、ハムリンは逃げ切ってトップチェッカー。見事今季初勝利を飾った。
ハムリンにとってフェニックスでの勝利は初。今季初勝利となった“トヨタ カムリ”にとっては、2007年の参戦以来、スプリント・カップ・シリーズでの記念すべき通算40勝目となった。
後半ハンドリングに苦しんだKy.ブッシュはそれでも上位をキープし6位。トゥルークス・Jr.が7位、マーティンが8位、ロガーノが10位でチェッカーを受け、“トヨタ カムリ”は5台がトップ10フィニッシュを果たした。
ハムリンは前戦の4位と合わせ、ドライバーズランキングでも首位に浮上。ランキングでは、トゥルークス・Jr.、マーティン、ロガーノ、Ky.ブッシュもトップ10の好位置につけている。
次戦第3戦は3月11日(日)、米国西部ネバダ州ラスベガスのラスベガス・モーター・スピードウェイで行われる。
ドライバー デニー・ハムリン:
「今日の早いうちにこのレースの見込みを問われていたら、トップ15に入れればと答えていただろう。チームは本当に信じられないような仕事を成し遂げてくれた。我々は常に改良を続けているが、スタッフには感謝の言葉もない。シーズン序盤からこれほど好調なのは初めてであり、例年は5戦か6戦してようやく調子をつかむ状態だった。ここフェニックスは新しい舗装面になっていたし、私にとって、取り立てて得意なコースというわけではない。昨年は厳しい一年となってしまったが、我々は復活を果たし、この勝利で、チームが正しい方向に進んでいるという大きな一歩を示すことができた」
