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投稿日: 2016.03.08 00:00
更新日: 2018.02.23 17:27

NASCAR第3戦、ブッシュが地元で好走も勝利ならず


2016年3月7日
トヨタ自動車(株)モータースポーツマーケティング部

地元カイル・ブッシュが最後まで首位を争うも4位フィニッシュ

 ラスベガスで行われたNASCARスプリント・カップ・シリーズでは、中団スタートとなった地元出身のカイル・ブッシュが追い上げ、終盤首位に立つも、不運なトラブルで4位フィニッシュ。地元での完全勝利は叶わなかった。前日のエクスフィニティ・シリーズでは、カイル・ブッシュがポール・トゥ・ウィンで完勝。自身とトヨタにとって初のエクスフィニティ・シリーズでのラスベガス勝利を飾った。若手のダニエル・サレスとエリック・ジョーンズも好走を見せ2位、3位で続き、“トヨタ カムリ”は1-2-3フィニッシュを果たした。

 3月6日(日)、米国西部ネバダ州ラスベガスのラスベガス・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第3戦「Kobalt 400」が開催された。

 ラスベガスは昨年のシリーズチャンピオンであるカイル・ブッシュの地元。カイル・ブッシュ自身はラスベガスで2009年にポール・トゥ・ウィン。2013年にはマット・ケンゼスが勝利を挙げている。カイル・ブッシュは前日に行われたエクスフィニティ・シリーズで、ラスベガスでのシリーズ初勝利を挙げており、地元での完全勝利を目指し臨んだ。

 3日(木)のテスト走行、4日(金)午前中の練習走行に続き、午後4時45分より予選開始。ケンゼスが3番手、ハムリンが9番手、マーティン・トゥルーエクス・Jr.が10番手。カイル・ブッシュは23番手と中団の位置に。エドワーズは24番手タイムをマークしたが、予選セッション中にクラッシュ。決勝ではバックアップカーに乗り換えることになったため、フォーメーションラップ時に最後尾グリッドへと後退してスタートを切ることとなった。

 6日(日)正午過ぎからレース前のセレモニーが開始されたが、このセレモニー中に軽い降雨があり、雨が止んだ後、“トヨタ タンドラ”に搭載されたコース乾燥システム“エア・タイタン“でコース路面を乾燥。予定よりも20分ほど遅れた午後1時11分、かなりの強風が吹き荒れる中、1.5マイルオーバルを267周(400.5マイル:約640km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。

 序盤からケンゼスが上位を争い、後方からはカイル・ブッシュとエドワーズが徐々にポジションアップ。カイル・ブッシュは98周目のこの日2度目のイエローコーションで2本タイヤ交換作戦を採り、3位へとジャンプアップ。

 中盤にこの日2度目となるグリーンフラッグピットを終えた後、178周目にはコース上の異物、198周目にクラッシュで連続でのイエローコーション。残りはフルに給油してぎりぎり届くかどうかと言う微妙な周回。加えてそれまで青空が覗いていたが、急に砂嵐に見舞われ、軽い雨も感じられるなど、難しい状況下でのピットとなった。

 ケンゼス、カイル・ブッシュらは2本タイヤ交換作戦を採り、ケンゼスが首位浮上。カイル・ブッシュも3位へ。トゥルーエクス・Jr.が6位。エドワーズ9位で再スタート。ケンゼスは好スタートで首位を守り、カイル・ブッシュも3位をキープ。

 しかし、215周目にスピン車両によりイエローコーション。残り50周弱と、ほぼ確実に最後まで走り切れる周回で、ほとんどの車両がピットへ向かったが、3台がコース上に残り、最後まで走るギャンブルに出た。


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