NASCAR SPRINT CUP SERIES
第4戦 Jeff Byrd 500
開催日:3月20日
“トヨタ カムリ”今季初勝利!
カイル・ブッシュがブリストルを連続完全制覇!
3月20日(日)、米国南部テネシー州ブリストルのブリストル・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第4戦「Jeff Byrd 500」が開催された。
1周0.533マイル(約860m)と短く、36度もの最大バンク角を持つブリストルは「世界最速のハーフマイル」と呼ばれ、1961年の開設以来、今年で50年の歴史を持つ。
ブリストルでのレースは年に2回開催されており、昨年8月には、カイル・ブッシュが同一週末に開催されたトップ3カテゴリー全てを制するという歴史的な記録を打ち立てた。また、8月の同大会ではデイビッド・ロイティマンが2位で続き、“トヨタ カムリ”は1-2フィニッシュを果たしている。
今大会、Ky.ブッシュらは前日のネイションワイド・シリーズとの両レースで、日本の東北地方太平洋沖地震への災害支援を呼びかけるステッカーを貼っての出走となった。
18日(金)午後3時40分から予選が行われ、マーティン・トゥルークス・Jr.が8番手、ケイシー・カーンが10番手、Ky.ブッシュが12番手につけ、12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
午後1時18分、0.533マイルを500周(266.5マイル:約430km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
8番手スタートのトゥルークス・Jr.が好スタート。12番手スタートのKy.ブッシュもすぐにトップ6圏内へと浮上した。
28周目、スローダウンした他車に後続が突っ込み多重クラッシュが発生。ロイティマンとデニー・ハムリンが巻き込まれ、車両にダメージを負ってしまった。
50周目、コンペティション・コーション(予め決められていたコーション)が出されると、上位勢は一斉にピットイン。タイヤを4本交換したため、コース上に残った車両と、タイヤ2本交換の車両に先行されたKy.ブッシュだったが、再スタート後すぐに3位に浮上。さらに上位を狙い、トゥルークス・Jr.と共に首位を争った。
84周目にはKy.ブッシュがついに首位を奪取。まもなくトゥルークス・Jr.もこれに続き、“トヨタ カムリ”の1-2体制に。勢いに乗るトゥルークス・Jr.は92周目にKy.ブッシュをかわし、首位に立った。
154周目まで首位を守り、その後もトップ10圏内につけていたトゥルークス・Jr.だったが、中盤タイヤのパンクやハンドリングの不調に見舞われ、徐々に後退。
一方、Ky.ブッシュは後半戦も、ディフェンディングチャンピオンのジミー・ジョンソン(シボレー)と順位を入れ替えながらの激しい首位争いを展開。427周目にこの日7度目のイエローコーションが出され、各車最後の給油のためにピットイン。ここで、2位につけていたKy.ブッシュはピットクルーの素早い作業により首位を奪取した。
終盤戦は3度にわたってイエローコーションが出される展開の中で、Ky.ブッシュはカール・エドワーズ(フォード)の猛追を受け、一度は首位の座を譲ったものの、すぐに奪い返すと、最後は十分な差を広げてトップでチェッカー。
前日のネイションワイド・シリーズと共に今週末のブリストルを完全制覇。昨年8月のブリストル戦に続き、連続週末制覇を果たし、Ky.ブッシュはトップ3カテゴリーでのブリストル戦5連勝となった。この勝利により、Ky.ブッシュはドライバーズランキングで首位と17ポイント差の6位に浮上した。
“トヨタ カムリ”にとっても今季初となるこの勝利で、Ky.ブッシュはキャリア20勝目(うち“トヨタ カムリ”で16勝)を挙げることとなった。9位にはこの日レースの大半でトップ10圏内での走行を続けたケイシー・カーンが入った。
次戦第5戦は3月27日(日)、米国西部カリフォルニア州フォンタナのオートクラブ・スピードウェイで行われる。
ドライバー カイル・ブッシュ:
「私の“トヨタ カムリ”は驚くべき速さだった。このコースでは時には辛抱強く、そして行くときには行くという判断が必要だ。多くの周回遅れにペースを乱されることもある。中盤まではジミー(ジョンソン)にリードさせた。そして最後のピットストップで、クルーの素晴らしい働きによりトップに立つことができた。カール(エドワーズ)は非常に速く、コース上で彼をパスできたかどうかはわからない。我々の“トヨタ カムリ”はロングランで好調だったので、最後は少し引き離すことができた。大好きなブリストルのファンの前で5連勝を果たすことができて本当に嬉しい」
