NASCAR SPRINT CUP SERIES
第31戦 Bank of America 500

開催日:10月12日

マット・ケンゼス3位、カイル・ブッシュ5位
ケンゼスはシリーズランキングトップ堅守

 10月12日(土)、米国東南部ノースカロライナ州コンコードのシャーロット・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第31戦「Bank of America 500」が開催された。

 NASCARの聖地のひとつであるシャーロットは、5月の第12戦に続き今季2度目の開催。昨年の秋大会では、燃費戦でクリント・ボウヤーが勝利。デニー・ハムリンが2位で続き、トヨタカムリが1-2フィニッシュを果たしている。

 シーズン終盤の10戦で争われる“チェイス”も5戦目となり、今大会で前半戦を終える。ランキング首位を守り続けるマット・ケンゼスと、上位を争うKy.ブッシュ、そしてボウヤーの戦いに期待がかかった。

 10日(木)午後7時10分から予選が行われ、カイル・ブッシュが9番手、ボウヤーが14番手、ケンゼスが20番手につけ、11台のトヨタカムリが決勝へと進んだ。

 午後7時50分、1.5マイルオーバルを334周(501マイル:約800km)して競われる決勝レースがスタート。序盤はKy.ブッシュがトップ10圏内につけるも、ケンゼスとボウヤーはハンドリングに苦しみ、中団グループでの走行を続けた。

 25周目にこの日初めてのイエローコーションが出され、全車ピットへ。ここでKy.ブッシュはピットとのコミュニケーションミスにより2度のピットインを強いられ、33位へと大きく後退。このピットでは、17番手スタートからトップ10を狙える位置まで上がってきていたマーティン・トゥルークス・Jr.が2本タイヤ交換を選択し、好ピットで5位に浮上。同じく2本タイヤ交換のケンゼスも9位へとポジションを上げた。

 トゥルークス・Jr.は好スタートを決め、2位へと浮上。33位まで後退してしまったKy.ブッシュは徐々にポジションを上げていき、イエローコーションが出ないまま70周目から迎えたグリーンピットでは、最後までピット作業を引っ張り首位に浮上。貴重なリードラップボーナスを獲得した。

 83周目にこの日2度目のイエローコーションが出されると、ピットに入らない車両が出るなど戦略が分かれ、ピットインしたトゥルークス・Jr.は9位へ後退。同じくピットインしたKy.ブッシは14位で再スタートを切ると、素晴らしいダッシュを決め、1周で6位までジャンプアップを果たした。

 一方で序盤戦上位を争ったトゥルークス・Jr.は再スタート直後の混乱の中で接触したことが原因でハンドリング不調に見舞われ、徐々に後退。11位で再スタートしたケンゼスも、混乱の中で17位まで順位を落としてしまった。

 その後はイエローコーションが出ないまま130周過ぎからグリーンピットが始まり、Ky.ブッシュは2位までポジションアップ。ケンゼスもトップ10圏内へと復帰した。

 173周目に、コース上の異物でこの日3度目のイエローコーションとなり、全車ピットへ。Ky.ブッシュが4位、ケンゼス8位で再スタート。

 その後は再びイエローコーションが出ず、230周目前後、280周目前後にグリーン下でピット作業が行われ、残り50周強、各車最後まで走りきるのはぎりぎりの周回でのピットとなった。

 その時点でKy.ブッシュが3位、ケンゼスが4位。7位のボウヤーは得意の燃費戦で昨年の勝利を再現しようとしたが、エンジン不調に見舞われ、ポジションキープに専念せざるを得なくなってしまった。

 Ky.ブッシュとケンゼスも燃料セーブの走行を続けたが、308周目にコース上の異物によりイエローコーション。長いグリーン走行でトップと同一周回はわずか10台となっていたが、このコーションでトップ10台はピットへ向かい、燃料を心配することなく残り22周のバトルを繰り広げることとなった。

 ケンゼス4位、Ky.ブッシュ5位、ハムリン7位、ボウヤー9位で再スタート。ケンゼスはスタートダッシュで一旦2位に上がったもののかわされ、その後は3位を走行。残り周回が少なくなってくると再び2位との差を詰めていき、ファイナルラップではテール・トゥ・ノーズ状態に。

 2位を争うケンゼスは、チェッカーへと向かうストレートでスリップストリームから抜け出し、並びかけたが、惜しくも100分の5秒及ばず、3位でチェッカー。Ky.ブッシュが5位、ハムリンが9位、ボウヤーが11位でフィニッシュした。

 今大会、僅か1周ながら貴重なリードラップボーナスも獲得したケンゼスは、シリーズランキングで2位に4ポイント差での首位をキープし“チェイス”前半戦を終えることになった。Ky.ブッシュはランキング5位変わらず。ボウヤーは8位へと一つランキングを上げた。

 次戦第32戦は10月20日(日)、米国南部アラバマ州タラデガのタラデガ・スーパースピードウェイで行われる。

ドライバー マット・ケンゼス
「我々の“トヨタ カムリ”はとても速かった。スタートした後、数回のピットでクルーチーフが的確な調整をしてくれたおかげで、その後は非常に好調だった。勝てると思える仕上がりになり、ピットクルーも素晴らしい仕事をしてくれただけに、勝てなかったのは少し悔しい。序盤、中団に埋もれて順位を上げるのに苦労した。予選でもうちょっと上につけられれば良かったのだが、私のミスだ。しかし、今日の結果には満足している」

ドライバー カイル・ブッシュ
「5位フィニッシュは悪くない結果だが、悔しい。全体的に見れば我々にとって良い夜だった。チャンピオンシップを考えれば喜ぶべき結果ではあるが、望んでいた結果とは言えない。勝ちたかったが、勝てなかった」

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