NASCARスプリントカップ・シリーズは26日、マーティンズビル・スピードウェイで第33戦の決勝レースが行われ、デイル・アーンハートJr(シボレーSS)が優勝を飾った。
24日に行われた予選では、ジェイミー・マクマーレイ(シボレーSS)がポールポジションを獲得。ジョーイ・ロガーノ(フォード・フュージョン)が2番手、そしてマット・ケンゼス(トヨタ・カムリ)が3番手に続いた。
迎えた500周の決勝レースでは、終盤に短時間ながら2度の赤旗が提示され、優勝争いは2度目の赤旗終了後の残り5周で決することとなった。23番手からのスタートとなったもののレースで速さを見せたアーンハートJrは、5番手で残り5周のリスタートに臨むと、フレッシュなタイヤで追い上げを見せ、130周をリードしたジェフ・ゴードン(シボレーSS)も抑えてトップでチェッカー。僅差で今季4勝目を挙げることとなった。
3位にはライアン・ニューマン(シボレーSS)、4位にトニー・スチュワート(シボレーSS)が入り、シボレー勢がトップ4を占める形に。王座を争う“チェイス”に残っているロガーノ、ケンゼス\bが5〜6位に続いた。ケンゼスはレース中、クラッシュに巻き込まれるも、追い上げを見せてトップ6までポジションを回復している。
一方、同じくチェイスに名を連ねているブラッド・ケゼロウスキー(フォード・フュージョン)とケビン・ハービック(シボレーSS)は、それぞれ31位と33位と厳しい展開に。ケゼロウスキーは、ミッションに問題を抱えて後退。ハービックは、ケンゼスとともにクラッシュに巻き込まれたが、追い上げはならなかった。
すでにチェイスから脱落しているアーンハートJrが優勝を飾ったことで、チェイス第3ステージは僅差の戦いに。残っている8名のうち、現在首位のゴードンから5位のデニー・ハムリン(トヨタ・カムリ)までがわずか7ポイント差で連なる形となっている。