NASCAR NATIONWIDE SERIES
第21戦 Kroger 200
開催日:7月30日
3台の“トヨタ カムリ”がトップ10フィニッシュ
7月30日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第21戦「Kroger 200」が米国中部インディアナ州インディアナポリスのルーカス・オイル・レースウェイで開催された。
同コースはスプリント・カップ・シリーズが開催されるインディアナポリス・モーター・スピードウェイに近接する、1周僅か0.686マイルのショートオーバル。これまで30年に渡ってネイションワイド・シリーズのレースが開催されてきたが、来季からはインディアナポリス・モーター・スピードウェイに変更されることが発表されており、同シリーズとしては最後の開催となる。
今大会には、エクストリームスポーツのスーパースターである、トラヴィス・パストラーナが“トヨタ カムリ”でNASCARにデビューすることになっており、注目を集めていたが、パストラーナは前々日の二輪イベントで足を骨折。NASCARデビューは延期となってしまった。
ワン・デイ・イベントとして開催された今大会は、30日(土)の午前中から昼にかけて2度の練習走行が行われ、午後4時35分から予選開始。ブライアン・スコットが6番手、マイケル・アネットが8番手、マイケル・マクドウェルが9番手、スティーブ・ウォレスが10番手につけ、7台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
午後7時47分、0.686マイルショートオーバルを200周(137マイル:約220km)して競われる決勝レースがスタート。
前半戦は大きな順位の変動もなく、49周目に出されたイエローコーションで各車ピットイン。その後も、スコット、アネット、マクドウェルらが10位前後での走行を続けた。115周目に2度目のイエローコーションが出されると、ここでアネットがタイヤ2本交換作戦を採りポジションアップ。3位で再スタートを切った。
その後も50周近くに渡ってイエローコーションが出ないままレースが続き、タイヤの厳しいアネットは若干順位を落とすものの、6位を走行。しかし、175周目、11位を走行していたS.ウォレスが周回遅れと絡んでクラッシュ。アネットは停まっているクラッシュ車両を避けようとしたが、後続に接触されたためにバランスを崩し、S.ウォレスの車両に激しくクラッシュ。車両は大破し、レースは車両排除のために12分あまりにわたって赤旗中断となった。
レースが再開されると、各車最後のピットへ。ここで、スコットが痛恨のピットレーン速度違反を取られ、首位と同一周回最後尾の16位まで後退。183周目に再スタートが切られるも、終盤の激しい競り合いの中で、188周目と198周目にもイエローコーション。レースは4周延長され、“グリーン・ホワイト・チェッカー”で決されることとなった。
前戦ナッシュビルでキャリアベストの7位に入ったルーキーのドリュー・ヘリングが4位、マクドウェルが6位、ジョー・ネメチェクが9位で最後の2周スプリントへ向け再スタート。一気に3ワイドとなって1コーナーへとなだれ込んでいくバトルの中で、若干出遅れたヘリングは行き場を失い、壁に軽くヒット。バランスを崩してマクドウェルとも接触したが、大きくポジションを落とすことはなく、レースは続行。
ファイナルラップを示すホワイトフラッグが振られた直後、中団グループのスコットが接触からスピンを喫したが、イエローコーションは出ず、そのままチェッカー。
“トヨタ カムリ”勢はネメチェクが7位、ヘリングが8位でチェッカーを受け、2戦連続のトップ10入り。マクドウェルも10位に入り、3台の“トヨタ カムリ”がトップ10フィニッシュを果たした。
次戦第22戦は8月6日(土)、米国中部アイオワ州ニュートンのアイオワ・スピードウェイで行われる。
ドライバー ドリュー・ヘリング:
「このコースは今回初めて走った。私はショートオーバルで成長してきたが、それらの経験はあまり意味を持たなかった。スタッフは素晴らしい仕事をしてくれた。最後はハードなバトルだった。マイケル(マクドウェル)に後方から押されてバランスを崩し、バックストレッチでは壁と車両の間でピンポン球のようにはじかれ、危うくクラッシュするところだった。しかし、何とか立て直し、良い順位でフィニッシュすることができた。長い一日だったが、戦い続け、最後にこのような結果が得られたことは本当に嬉しい」
