NASCAR SPRINT CUP SERIES
第22戦 Heluva Good! Sour Cream Dips at the Glen

開催日:8月15日

カイル・ブッシュがランキング首位に浮上

 8月15日(月)、米国東部ニューヨーク州ワトキンス・グレン・インターナショナルのロードコース、ワトキンス・グレン・インターナショナルでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第22戦「Heluva Good! Sour Cream Dips at the Glen」が開催された。

 ワトキンス・グレンはスプリント・カップ・シリーズで年に2戦のみ行われるロードコース戦の一戦で、過去にはF1アメリカGPも開催されたことのある伝統のコースが舞台となる。同コースでは、2008年にカイル・ブッシュが“トヨタ カムリ”で勝利を挙げている。

 13日(土)、併催されるネイションワイド・シリーズの予選と決勝の合間を縫って、午前11時40分より予選が行われ、カイル・ブッシュがコースレコードを更新するタイムをマーク。自身初となるロードコースでのポールポジションを獲得した。マーティン・トゥルークス・Jr.が9番手につけ、12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 シーズン最後の10戦でタイトルを争う“チェイス”入りに向け、現在のランキング11位から更なる上位を狙っているデニー・ハムリンは、予選アタックの最終コーナーでスピンしノータイム。ほぼ最後尾となる42番手グリッドから追い上げを強いられることとなった。

 14日(日)午後1時過ぎに予定されていた決勝レースは、スタート前のセレモニー中に雨が降り始め、スタートは順延。天候の回復を待ち、一旦は雨が止みかけたものの、夕方再び降り始めたため、午後4時半に、レースは翌日15日(月)に延期されることが決定された。

 15日(月)は曇り空ながらドライコンディションとなり、午前10時14分に2.45マイルロードコースを90周(220.5マイル:約350km)して競われる決勝レースがスタート。

 ポールポジションのKy.ブッシュは、スタート直後にロードコースを得意とするA.J.アルメンディンガー(フォード)とマーコス・アンブローズ(フォード)の先行を許すが、3位をキープ。その後、前を行く2台が早めにグリーン下でのピットインを行うとKy.ブッシュは再び首位に。9番手スタートのトゥルークス・Jr.、13番手スタートのジョーイ・ロガーノもトップ10圏内へとポジションを上げた。

 28周目にこの日最初のイエローコーションが出されるとKy.ブッシュはピットへ向かい、ピットに入った中ではトップでコースへ復帰。コースへ残った7台に続く、8位で再スタートとなった。

 1回目のイエローコーションでコースに残った車両は、40周目過ぎからグリーン下でピットイン開始。これで再びKy.ブッシュは首位に浮上。

 レースは残り30周を過ぎたあたりで、各車最後のピットイン。2周前に首位を争うブラッド・ケゼロウスキー(ダッジ)とのバトルで2位に後退していたKy.ブッシュは、好ピット作業に助けられケゼロウスキーの前に出ることに成功。トゥルークス・Jr.がこれに続き、そして最後尾スタートから素晴らしい追い上げを見せたハムリンも事実上のトップ10圏内までポジションをアップした。

 しかし、66周目の第1コーナーで、ハムリンは突然のタイヤパンクに見舞われ、ブレーキが効かない状態のままタイヤバリアに激しくクラッシュ。ハムリンは無事だったが、レースはここで終えることとなってしまった。

 このイエローコーションから、残り21周で、Ky.ブッシュがトップ、トゥルークス・Jr.が3位、ロガーノ10位で再スタート。しかし、この日絶好調だったアンブローズが猛烈な追い上げを見せ、終盤はKy.ブッシュと一騎打ちでのトップ争いとなった。

 残り4周となった86周目、ハムリンと“チェイス”入りを争っているポール・メナード(シボレー)がクラッシュ。レースは2周延長され、最後の2周“グリーン・ホワイト・チェッカー”で決されることとなった。

 Ky.ブッシュが最前列イン側、アンブローズがアウト側、2列目にはケゼロウスキーとトゥルークス・Jr.が続き、90周目に再スタートが切られると、Ky.ブッシュ、アンブローズ、ケゼロウスキーの3台が横一線で1コーナーへと進入。立ち上がりで行き場を失ったKy.ブッシュはコース外へ大きくふくらみ、3位に後退。

 再逆転を狙ったが、ファイナルラップに入ったとき、後続で大クラッシュが発生。デイビッド・レーガン(フォード)が接触でバランスを崩し、ガードレールにクラッシュ。跳ね返ってきたところに、後方を走っていたデイビッド・ロイティマンが突っ込み、ロイティマンは反対側のガードレールに激突。激しく回転し、車両は大破してしまった。ロイティマンは無事だったが、レースはその時点でイエローコーションとなり、順位が決定。Ky.ブッシュはレースの半分以上となる49周にわたって首位を走行したが、惜しくも3位に終わった。レースを通して好走を見せたトゥルークス・Jr.が4位。ロガーノが5位に入った。

 勝利は逃したKy.ブッシュだが、今大会の3位フィニッシュで、ドライバーズランキングでは首位(同ポイントだが勝利数で上回る)へと浮上した。

 次戦第23戦は8月21日(日)、米国北東部ミシガン州ブルックリンのミシガン・インターナショナル・スピードウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「最後の再スタートでは、特に進入で速すぎたということもないと思ったのだが、思ったように減速できず、望み通りのラインが取れなかった。窓には雨粒が当たっていたが、周りのライバルは問題なく走行していたし、私のミスだ。チームは最高の“トヨタ カムリ”を用意してくれたが、ライバルの先行を許してしまった。イエローコーションが出るまでは勝てると思っていただけに、残念だ」

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