NASCAR SPRINT CUP SERIES
第16戦 Toyota/Save Mart 350
開催日:6月24日

クリント・ボウヤーがロードコースで初優勝!

 6月24日(日)、米国西部カリフォルニア州ソノマのロードコース、インフィニオン・レースウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第16戦「Toyota/Save Mart 350」が開催された。
 スプリント・カップ・シリーズで、年に2戦のみ行われるロードコース戦の1戦目となる今大会は、ワイナリーで有名なソノマの丘陵地帯に位置する、アップダウンの激しいコースが舞台。トヨタ勢は、2008年にカイル・ブッシュが勝利を飾っている。

 22日(金)練習走行に続き、午後3時40分から予選が行われ、マーティン・トゥルークス・Jr.が5番手、チームメイトのクリント・ボウヤーが6番手で3列目に並び、Ky.ブッシュは7番手。12台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 24日(日)好天に恵まれたソノマで、午後0時21分、1.99マイルロードコースを110周(218.9マイル:約350km)して競われる決勝レースがスタート。
 序盤はトゥルークス・Jr.、ボウヤー、Ky.ブッシュがトップ10圏内で上位を追う展開。24周目にトゥルークス・Jr.がグリーン下でピットイン。多くのチームがギリギリの燃料での2回ピット作戦を採るのに対し、トゥルークス・Jr.は3回ピット作戦に出た。
 26周目にはボウヤーが首位を奪取。チームメイトで今大会スポット参戦となったブライアン・ヴィッカーズも21番手スタートから得意のロードコースでトップ10圏内へとポジションアップ。
 30周を過ぎ、徐々に上位勢もグリーン下でピットイン。34周目には首位のボウヤー、Ky.ブッシュらがピットへと向かった。このグリーンピットで、ヴィッカーズは痛恨のピットロードスピード違反を科され、大きく順位を落としてしまった。
 全車がピットを終えた時点で、先にピットインする作戦を採ったトゥルークス・Jr.が首位に浮上。これをボウヤーが追い、“トヨタ カムリ”のチームメイト同士による首位争いを展開。
 48周目、首位を走行していたトゥルークス・Jr.が2回目のピットイン。15位へと後退したが、交換したばかりのタイヤの優位性を活かし、順位を回復していった。
 この日の前半戦は全くイエローコーションが出ず、これまでのソノマでの連続グリーン走行記録を更新。各車70周を過ぎたあたりから、グリーン下で最後のピットへと向かった。
 ピット作戦をずらしていたトゥルークス・Jr.も若干遅れて3回目のピットへ。全車がピットを終えた時点で、ボウヤーがトップ、Ky.ブッシュが4位、トゥルークス・Jr.が5位につけ、終盤戦へ。
 82周目、周回遅れの車両がスピンを喫しこの日初めてのイエローコーション。上位7台はコース上に残ったが、ロガーノ、ハムリン、ヴィッカーズら最後の逆転を狙う後続勢はピットに向かい、給油とタイヤを交換。ヴィッカーズが8位、ロガーノとハムリンは12位、13位で再スタート。

 ボウヤーは、再スタートを上手く決め、首位を快走。一方でKy.ブッシュはタイヤの摩耗に苦しみ、徐々に後退。トップ10圏内へと順位を上げてきたロガーノ、ハムリンらがKy.ブッシュをパスしようとした94周目、サイド・バイ・サイドになったハムリンとKy.ブッシュの後方からロガーノが接触し、ハムリンはスピン。この接触で足回りにダメージを負ったハムリンは、無念のリタイアとなってしまった。
 一方首位争いは、ボウヤーにカート・ブッシュ(シボレー)が迫り、数周にわたって息をのむようなテール・トゥ・ノーズでのバトルが展開されたが、ボウヤーは凌ぎきり、再びその差を広げることに成功。そのままボウヤーが逃げ切ってレースは終わるかと思われた。
 しかし残り4周で、Ky.ブッシュが先行車と接触。スピンした車両がコース上に停止し、この日2度目のイエローコーション。レースは2周延長され、“グリーン・ホワイト・チェッカー”で決されることに。
 ボウヤーは再スタート直後こそ、サイド・バイ・サイドのまま首位を争う展開となったが、何とかこれを制して首位に浮上すると、Ku.ブッシュとトニー・スチュワート(シボレー)からの猛追を凌ぎきってトップでチェッカー。全112周中71周で首位を走行するという強さで、今季トヨタに移籍して初めての勝利を挙げることとなった。ロードコースでの勝利はボウヤー自身にとっても初。
 ピットでのスピード違反で一時20位以下まで後退しながら追い上げたヴィッカーズが4位。ロガーノが10位でフィニッシュ。Ky.ブッシュは17位。好走を見せたトゥルークス・Jr.は、ファイナルラップの接触でタイヤパンクに見舞われコースオフ。22位に終わった。
 イエローコーションわずか2回となった今レースは、イエローコーション回数(これまでの記録は3回)とレースを通しての平均速度で、コース記録を更新した。

 次戦第17戦は6月30日(土)、米国中東部ケンタッキー州スパルタのケンタッキー・スピードウェイで行われる。

ドライバー クリント・ボウヤー:
「燃料はバーンナウトを十分にできるほど残っていた。こんなに早く、皆とヴィクトリーレーンに上がることができて、大変感激している。夢が叶った。全てのパートナー、特にチームの全員を本当に誇りに思う。チームをスイッチすることは大きなリスクを伴ったが、同時に、私の能力を試すまたとないチャンスでもあった。素晴らしい“トヨタ カムリ”を作ってくれたファクトリーのスタッフにも感謝したい」

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