NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第22戦 Ford EcoBoost 200
開催日:11月15日
マット・クラフトンがシリーズチャンピオンを獲得!
カイル・ブッシュが今季5勝目
トヨタは3年ぶりのトラック・シリーズ3冠
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズの2013年シーズン最終戦となる第22戦「Ford EcoBoost 200」が11月15日(金)にホームステッド・マイアミ・スピードウェイで開催された。
同シリーズのトヨタは、前戦フェニックスでマニュファクチャラーズタイトルを確定。ドライバーズタイトル及びオーナーズタイトルも、マット・クラフトンが今大会のスタートを切った時点で“トヨタ タンドラ”に確定するという状況。注目は“トヨタ タンドラ”同士の争いとなるオーナーズタイトル争いと、ダレル・ウォレス・Jr.による逆転の可能性を残す、ルーキータイトル争いとなった。
15日(金)午前11時より2時間の練習走行の後、午後4時30分より予選が行われ、ジョニー・ソーターが最前列2番手グリッドを獲得。クラフトンは8番手、クラフトンの88号車とオーナーズタイトルを争う51号車は、チームオーナーであるカイル・ブッシュがドライブし、12番手グリッド。ウォレス・Jr.は18番手につけ、11台の“トヨタ タンドラ”が決勝へと進んだ。
予選に続き、午後8時19分、1.5マイルオーバルを134周(201マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。この瞬間、クラフトンの2013年シーズン シリーズチャンピオンが確定した。
この日最初のイエローコーションからの再スタートが切られた9周目、2番手スタートのソーターが首位を奪取。この首位の座は2周で譲ることとなったが、クラフトンとKy.ブッシュもトップ5圏内に浮上し,上位争いに加わった。
40周目、23位走行中のジョーイ・コールターが右フロントタイヤのバーストに見舞われスピン。イエローコーションで全車ピットに向かい、ソーター3位、Ky.ブッシュ4位、クラフトン5位で46周目に再スタートが切られると、50周目にはクラフトンがこの日初めて首位に立った。
クラフトンは数周にわたってサイド・バイ・サイドでの首位争いを展開。その後方で、18番手スタートからトップ10に浮上してきたウォレス・Jr.が、更なるポジションアップを狙ってのバトル中に接触し、右フロントタイヤの破損で壁にヒット。大きく順位を落とすこととなり、ルーキータイトルを争うウォレス・Jr.にとって厳しいアクシデントとなってしまった。
これにより出されたイエローコーション下でのピット作業では、Ky.ブッシュが素早い作業で首位に浮上。しかし、この日速さを見せ“トヨタ タンドラ”勢を苦しめた若きルーキーのライアン・ブレイニー(フォード)も譲らず、Ky.ブッシュ、ブレイニー、クラフトンの3台による3ワイドでの首位争いが展開された。
93周目、そのブレイニーが壁にヒットし、この日4度目のイエローコーション。最後まで走り切れる周回数となったピットで、再びKy.ブッシュが首位に。終盤戦は、Ky.ブッシュが後続からの追撃を受け、順位を入れ替えながらの首位争いとなった。
この首位争いの中で、残り5周でクラッシュが発生しイエローコーション。レースは3周延長され、“グリーン・ホワイト・チェッカー”で決されることに。
しかし、この再スタート直後に、中団での4ワイドという混戦の末にクラフトン、コールターらが絡むクラッシュが発生。続く2度目の“グリーン・ホワイト・チェッカー”では今度はソーターがスピンと、シーズン閉幕を目前にして大荒れのレースとなった。
規定で最後の“グリーン・ホワイト・チェッカー”となった3回目、首位をキープしていたKy.ブッシュが好ダッシュを見せて逃げ切り、トップチェッカー。今季5勝目を挙げた。
クラフトンは21位に終わり、オーナーズポイントでは、Ky.ブッシュの51号車と、クラフトンの88号車が全くの同ポイントに。しかし、51号車は今季6勝(Ky.ブッシュ5勝、エリック・ジョーンズ1勝)で、今季1勝の88号車を制し、逆転でのオーナーズタイトルを決めた。レースの勝利とチームのタイトル獲得で、この週末の3カテゴリー全てに出場するKy.ブッシュにとって、さい先の良いスタートとなった。
この結果、トヨタは2010年以来3年ぶりに、ドライバーズ、オーナーズ、マニュファクチャラーズの3タイトルを獲得。ドライバーズランキングでは、チャンピオンのクラフトンに、4位ソーター、ルーキータイトルは惜しくも逃したもののウォレス・Jr.が8位、ティモシー・ペターズが10位と、4人がトップ10に入った。
来季のキャンピング・ワールド・トラック・シリーズは2月21日(金)にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで幕を開ける。
ドライバー カイル・ブッシュ:
「最後に連続したグリーン・ホワイト・チェッカーでは、タイヤの新しいライバルが後方から追ってきていることは分かっていた。しかし、逃げ切ることが出来た。オーナータイトルが獲得出来たことは本当に信じられない。。シーズン中、毎週ずっと努力を続けてくれたチームと、スポンサーやトヨタ、TRDのおかげだ」
ドライバー マット・クラフトン:
「今日、コースに来てレースのスタートを切ったとき、本当に大きな肩の荷が降りた気がした。一方で我々はオーナータイトルも狙っており、好調だった“トヨタ タンドラ”と共に勝利を狙っていたが、ピットストップで後方に埋もれ、クラッシュに巻き込まれてしまった。スタートでドライバーズタイトルは獲得出来たが、私は勝って、ヴィクトリーレーンでオーナータイトルも祝うつもりだった。しかし、それは叶わなかった。とはいえ、私はついにキャンピング・ワールド・トラック・シリーズのチャンピオンになれた。シリーズにフル参戦を始めて13年目でこの栄誉を勝ち取ることが出来て本当に嬉しい。チームオーナーやクルーチーフ、チームスタッフ、共に戦ってくれた全ての人に感謝している」
