NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第17戦 Smith's 350
開催日:9月29日
終盤レースをリードしたマット・クラフトンが惜しくも2位
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第17戦「Smith's 350」が9月29日(土)に米国西部ネバダ州ラスベガスのラスベガス・モーター・スピードウェイで開催された。
この週末はスプリント・カップ・シリーズとネイションワイド・シリーズが米国東部のドーバーで開催されており、西部に位置するラスベガスでのトラック・シリーズ戦にはシリーズレギュラーとスポット参戦ドライバーが出場。
中でも、この週末、同じラスベガスで行われるラリークロスに参戦している、エクストリームスポーツのスーパースター、トラヴィス・パストラーナがトラック・シリーズにもかけ持ち出場することで注目を集めた。ネイションワイド・シリーズに今季デビューし9戦を戦っているパストラーナだが、トラック・シリーズには初挑戦となる。
28日(金)練習走行に続き、午後8時35分から予選が行われ、ティモシー・ペターズが最前列2番手。今大会初めてカイル・ブッシュ・モータースポーツの18号車をドライブするデイビッド・メイヒューが3番手。マット・クラフトンが4番手、トッド・ボダインが10番手で続き、10台の“トヨタ タンドラ"が決勝へと進んだ。
29日(土)午後5時51分、1.5マイルオーバルを146周(219マイル:約350km)して競われる決勝レースがスタート。2番手スタートのティモシー・ペターズが首位を奪ったが、1周目の第4ターンでいきなりトッド・ボダインが単独スピンを喫し、イエローコーションとなった。
幸運にもどこにも接触しなかったボダインはピットでタイヤを交換しコースへと復帰した。
5周目に再スタートが切られると、今度は17番手スタートのパストラーナが、ボダインと同じ第4ターンでスピン。14周目にも他車が同じところでスピンを喫するなど、序盤からイエローコーションが多発する展開となった。
波乱の序盤戦となったが、メイヒュー、ペターズ、クラフトンがトップ5圏内、ソーターとクリガーマンがトップ10圏内のポジションをキープした。
29周目にまた第4ターンでクラッシュが発生し、全車ピットへ。ここでクリガーマンは給油のみとし、首位に浮上した。
その後はイエローが出ず、70周目前後からグリーンピットが開始。首位でピットへ向かったクリガーマンは、ピットロードで痛恨のスピード違反。20位以下へと後退してしまった。
77周目にコース上の異物によりイエローコーション。このコーションから2位で再スタートを切ったクラフトンと、序盤のスピンから追い上げてきたボダイン、ペターズ、ソーターらが上位争いを繰り広げた。
しかし、残り31周となった115周目、9位走行中のソーターは、スピンしてきた車両を避けきれず突っ込み、激しくクラッシュ。車両は大破し、ソーターはここでレースを終えることとなった。
このイエローコーションで“ラッキー・ドッグ"を獲得し、首位と同一周回に復帰したクリガーマンだったが、残り20周で壁にクラッシュ。ピットで修復を試みたが、右フロント部のダメージは大きく、レース復帰は叶わず。ランキングを争うクリガーマンにとっては痛いリタイアとなってしまった。
131周目、残り16周での再スタートが切られると、クラフトンは元F1ドライバーのネルソン・ピケ・Jr.(シボレー)らと3ワイドでの激しい首位争いを展開し、132周目に首位奪取。
トップでファイナルラップを示すホワイトフラッグを受けたクラフトンはそのまま逃げ切るかと思われたが、ファイナルラップの第1ターンでインからパスされ、無念の2位後退。チェッカーまでピケ・Jr.を追ったが逆転は叶わず、2位でチェッカーを受けた。
終盤は首位争いに加わったボダインが5位。ペターズが8位、メイヒューが9位で4台の“トヨタ タンドラ"がトップ10フィニッシュ。パストラーナは、デビュー戦ながら首位と同一周回の15位フィニッシュを果たした。
次戦第18戦は10月6日(土)にタラデガ・スーパースピードウェイで開催される。
ドライバー マット・クラフトン:
「我々の“トヨタ タンドラ"は素晴らしい仕上がりだった。特に2スティント目は好調だった。3スティント目でオーバーステア症状に見舞われたが、最後は調子を取り戻した。30号車(ネルソン・ピケ・Jr.:シボレー)はアウト側のラインを走っていると聞いたので、私もアウト側へとラインを変え、抑えようとしたが、彼は第4ターンからの立ち上がりが素晴らしく、パスされてしまった。ファイナルラップに勝利を逃したのは本当に残念だが、ハードワークで支えてくれたチームには感謝している」
